ウルトラマンデッカー：松本大輝×村山優香×大地伸永　若手3人のチームワークと成長　クライマックス、映画を語り合う

　特撮ドラマ「ウルトラマン」シリーズの新作「ウルトラマンデッカー」（テレビ東京系）がクライマックスに突入した。テレビシリーズの続編となる映画「ウルトラマンデッカー最終章　旅立ちの彼方へ…」が2023年2月23日に動画サービス「TSUBURAYA IMAGINATION」で配信されるほか、全国劇場でも同時公開されることが発表され、ますます盛り上がりを見せている。主人公・アスミ カナタ役の松本大輝さん、メインヒロイン・キリノ イチカ役の村山優香さん、カナタのよきライバル・リュウモン ソウマ役の大地伸永さんの3人の若手キャストに、同作への思い、クライマックスの展開、映画について聞いた。

ウナギノボリ

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　◇みんなで助け合う　スタッフに感謝を

　－－「ウルトラマンデッカー」は大きな盛り上がりを見せていますが、反響も大きいのでは？

　松本さん　SNSで日本だけではなく、世界中で話題になっていますし、大きな反響を実感しています。こんなに世界的に有名な作品に出演させていただけていることが、すごくうれしいです。

　村山さん　SNSでも皆さんにメッセージをいただいて、すごくうれしいです。海外の方も日本語に翻訳したメッセージを送ってくださるんです。皆さんの「ウルトラマンデッカー」への愛を感じています。

　大地さん　ファンの方の年齢層が幅広いんですよね。イベントでもそれを感じました。こんなすてきな作品にみんなで出演させていただいているのがうれしいです。

　－－プライベートでも子供やファンから「ウルトラマンデッカーだ！」と言われることがあるのでは？

　松本さん　まず一回も気付かれことがないんです……。気付かれたいです（笑い）。

　村山さん　普段の格好だと分からないのかもね。夏のイベント（ウルトラヒーローズEXPO 2022 サマーフェスティバル IN 池袋・サンシャインシティ）でお客さんと一緒にジオラマとか見ていたけど、気付かれなかったんだよね。

　松本さん　そうなんです。イチカ、リュウモンが出演するイベントにも遊びに行ったのですが、その時も気付かれなくて……。

　大地さん　普段は、いい意味でオーラ消しているからね。隊員服を着ると、変わるよね。

　松本さん　そうだね。隊員服を着るとスイッチが入るんです。

　－－3人のチームワークはいかがですか？

　松本さん　最初からすごくチームワークがよかったです。せりふを合わせないシーンもすぐに合うようになりました。

　大地さん　みんなで助け合っているし、現場に行くのがすごく楽しかったです。みんながいるから頑張ろう！と思ったし、感謝しかありません。チームワークはほかの作品に負けたくないですね。

　村山さん　このシーン、大丈夫かな？と不安になることがあっても、みんながいるから大丈夫！と安心するんです。撮影まで不安があっても、みんなの顔を見ると安心しますし。

　－－ハードな撮影もあったのでは？

　松本さん　キャスト、スタッフ含めみんな大変ですし、自分だけが大変だとはあんまり思っていませんでした。スタッフの皆さんが面白くて楽しい方ばかりなんです。キャストのみんなと過ごすのも楽しい。だから、大変という感じはなくて、楽しかったです。

　村山さん　体が疲れることもありましたが、「ウルトラマンデッカー」の一員になれたという喜びがあったので、幸せだな！と感じていました。だから、あんまり大変だとは思っていませんでした。

　大地さん　みんなで毎日のように撮影するのが楽しかったです。ただ、僕は寒さが大変でした（笑い）。

　－－成長を実感している？

　松本さん　基本的なことですが、セッティングの合間も集中力を保ち、緊張感を持っていました。スタッフの皆さんの仕事を見て、すごく勉強させていただきました。皆さんは本当にプロですし、すごく格好いいんです。僕も愛を持って作品に取り組みました。

　大地さん　本当にいろいろなことを勉強させていただきました。お芝居も相手がいるものですし、現場でもスタッフの皆さんに助けられ、皆さんのありがたみを感じていました。長いようで短い期間でしたが、濃かったですし、振り返ってみると、皆さんに助けられていたんだ……と改めて感じています。心配や迷惑をかけたりして、反省もしています。この反省を生かして、次につなげ、皆さんに恩返ししていきたいです。成長した自分を見せられるように頑張ります。

　村山さん　先輩方や2人のお芝居を見て、いいな！と思ったことを携帯にメモしていました。見返しながら、撮影に臨んでいました。今は成長できているか分からないですが、「ウルトラマンデッカー」の経験を生かして頑張っていきたいです。

　◇どんどん壮大なスケールに　映画は？

　－－テレビシリーズにウルトラマンダイナが登場したことも話題になりました。

　松本さん　いつか出てほしいな！と思っていました。

　大地さん　みんなで話していたんだよね。

　松本さん　登場シーンが特に格好いいんです。興奮します。

　大地さん　台本の文字を見ただけで、格好いい！！となりましたね。ダイナから受け継ぐものはすごく大きいです。“ダイナイズム”みたいなものを僕たちは受け継いでいきたいですし、今後は“デッカーイズム”ができて、残っていくとうれしいです。先輩は偉大だな！と改めて感じました。

　村山さん　伝説の先輩がきた！とうれしかったです。いつかウルトラマンデッカーもこんな存在になれたら、うれしいですね。

　－－続編となるオリジナル映画が公開されることも発表されました。

　松本さん　テレビシリーズを見ていた方は、おお！となるサプライズもあります。最終回の後、それぞれに新しい目標も見つかり、みんながその目標に向かって突き進んでいきます。

　大地さん　本当に面白いんです。演じていても面白かったです。こんな感じなんだ！となったり……。テレビシリーズを見直すとより楽しめるはずです。

　村山さん　ちょっと大人になっていますよね。

　大地さん　イチカの実家はお寺だから、継いでいるかも！？

　村山さん　真相は「最終章」で！

　－－テレビシリーズはクライマックスに突入しました。

　村山さん　女性隊員2人で活躍するエピソードもありました。より一層絆が深まっています。

　大地さん　早いですね。あっという間です。これからも何が起きるか分からないので、ぜひ見ていただけるとうれしいです。僕たちがどう悩んで、怪獣たちと向き合い、ウルトラマンと一緒に地球の危機を救っていくのか……。ウルトラマンはもちろん偉大なヒーローではありますが、人間たちも自分たちで考え、困難に立ち向かっていきます。そこにも注目していただければ。

　松本さん　どんどん壮大なスケールになっていきます。グレースのエピソードで隊長が「小さな幸せを守ることも我々の大事な責務」と言っていましたが、さまざまなエピソードがあって、作品の世界がより立体的に見えてきます。毎回、面白いです。そして、アガムスはどうなっていくのか……。僕たちは前を向いていきます！　最後まで楽しんでください！