松原智恵子:最愛の夫の死に「実感がわかない」と涙 「主人と同じように生涯現役で終わりたい」女優業への決意語る 「徹子の部屋」で

松原智恵子さん
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松原智恵子さん

 女優の松原智恵子さんが、12月26日に放送された黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。今年2月に亡くなった最愛の夫への思いを語った。

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 ジャーナリストの夫・黒木純一郎さんとは、松原さんが若い頃にブロマイドの売り上げが1位になった時に密着取材されたことがきっかけで知り合った。新婚旅行は欧州からアフリカ、サハラ砂漠、西アジアへと夫婦で車を運転して回った。松原さんは、黒木さんとの結婚生活を振り返り「(夫は)何でも話せば答えてくれる。それがすごくよかったですね」と笑顔を見せた。

 今年結婚50年で金婚式を迎えるはずだったが、黒木さんが80歳で急逝。亡くなる数日前も家族で焼き肉店に行き、なんら前兆はなかったという。松原さんは「外出先で突然倒れて、眠ったままで……」と当時の様子を明かした。

 「いつか目を覚ましてくれるだろう」と思っていたが、病院から「呼吸が苦しそうだから危ないかも、と連絡がきて(病院に)着いたときはまだ息をしていました。本当に眠るようというか、寝たままというか、そのまま息をひきとって目覚めてくれませんでした」と涙声で語った。

 以前から「延命治療はしないでおこう」と二人で話していたといい、「それを息子が病院の先生に伝えてくれて、(私も)『苦しくないようにしてもらって』とお願いしました。でも寂しいですね。なんの看病もできなかった」とぽつり。いまだに夫が亡くなった「実感がわかない」と語り、「長く介護や看護をしていれば、いつか亡くなるんだろうという心構えができるんですけど、ちょっと前まで元気でいたのに」と涙を見せた。

 また、夫婦で「お互いに生涯ずっと仕事をしようね」と話していたことも告白。昨年亡くなった作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんの法話連載を担当していたのが黒木さんだったといい、「まとめの本を書くんだって頑張っていました。それが完成して、(黒木さんが手がけた)最後の本になりました」と明かした。松原さんは、「私も主人と同じように生涯現役で終わりたいと思っています」と女優業への決意をにじませた。
 

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