1970年代を中心に人気を集めたロボットアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」がフィリピンで実写化、リメークされ、テレビシリーズ「VOLTES V LEGACY」として同国で2023年に放送されることが分かった。1977~78年に日本で放送されて以来、約45年ぶりに伝説のロボットアニメが“復活”することになった。実写リメーク版は、フィリピンの地上波テレビ局・GMAネットワークが製作する。トレーラーもYouTubeで公開された。
ウナギノボリ
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「超電磁マシーン ボルテスV」は、主人公・健一ら剛三兄弟、峰一平、岡めぐみの5人が、合体ロボット・超電磁マシーン ボルテスVに搭乗し、地球に飛来したプリンス・ハイネル率いるボアザン星の侵略軍と戦う姿が描かれた。親子の離別、主人公を巡る衝撃的な展開、異母兄弟との対決、圧政への抵抗と革命などが描かれ、ドラマ性の高さが海外でも高く評価された。放送当時は、フィリピンでも話題となり、堀江美都子さんが歌ったオープニング主題歌「ボルテスVの歌」も人気を集めた。
東映の白倉伸一郎プロデューサーは「『ボルテスV』を長きにわたって愛し続け、数々の試練を越えて、この巨大プロジェクトを実現にこぎつけたフィリピンの方々、ありがとうございます。一方、日本では、『ボルテスV』はすっかり忘れ去られてしまった……かというと、そんなことはありません。『ボルテスV』の流れは、後番組『闘将ダイモス』(1978年)を経て、『バトルフィーバーJ』(1979年)から実写シリーズにクラスチェンジしました。今でいうスーパー戦隊シリーズです。時代は変わっても、その基本構図――圧倒的な侵略者を前に、選ばれし5人の若者たちが、5体合体ロボを駆使して立ち向かう――は変わりません」とコメント。
「『ボルテスV』のDNAは、日本を代表する特撮ヒーローシリーズとして脈々と受け継がれ、世界中の子供たちを魅了し続けています。とはいえ、世代を経るごとに洗練された半面、何か大切なものが抜けおちていったのかもしれません。そのことを教えてくれたのが『VOLTES V LEGACY』。デカくて重くてとにかく強く、立ち姿だけでションベンちびる巨大ロボ。《男の子》の魂を持つ者なら、今も誰もが憧れてやまない、灼熱のスーパーロボット魂がここにある!」と思いを込めた。
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