ヴィンランド・サガ：映画「ノースマン」コラボ　トルフィン＆クヌートも驚き！　共通点は父を殺された少年の復讐劇

　幸村誠さんのマンガが原作のテレビアニメ「ヴィンランド・サガ」と、「ライトハウス」「ウィッチ」のロバート・エガース監督のアクション映画「ノースマン　導かれし復讐者」（2023年1月20日公開）がコラボすることが分かった。2作がコラボした予告が、YouTubeで公開された。共にヴァイキングの戦いを題材とした作品で、主人公の少年が父親を殺され、仇（かたき）を討とうと決意する復讐（ふくしゅう）の物語であるという共通点があり、コラボすることになった。コラボ予告には、「ヴィンランド・サガ」で上村祐翔さん演じる主人公・トルフィン、小野賢章さん演じるクヌートが「ノースマン」の予告編に登場した。

　コラボ予告は「ヴィンランド・サガ」シーズン1で、トルフィンが父の仇であるアシェラッドに戦いを挑む名シーンで始まる。「ノースマン」の予告編に切り替わると、幼い王子・アムレートが目の前で父親を殺害され、復讐（ふくしゅう）に身を投じていく姿が映し出される。トルフィンは「この復讐に燃える気持ち、王子様にはわからないだろ！」とクヌートに怒りをぶつけるが、クヌートは「まあ、そう言うな」とトルフィンをなだめる。

　バイキング戦士となったアムレートが、飛んできたやりをつかんで、投げ返すシーンを見たトルフィンとクヌートは、「ヴィンランド・サガ」で無類の強さを誇るバイキング戦士・トルケルを引き合いにして、驚く。予告の最後は、「復讐の結末が気になるな！」というトルフィンのコメントで締めくくられる。

　「ヴィンランド・サガ」は、バイキングの伝説の戦士のトールズの息子・トルフィンが、父の復讐（ふくしゅう）のために戦いながら、幻の大陸ヴィンランドを目指す姿を描いたマンガ。2005年に「週刊少年マガジン」（講談社）で連載が始まり、現在は「月刊アフタヌーン」（同）で連載中。テレビアニメ第1期がNHK総合で2019年7～12月に放送された。第2期は、1月9日からTOKYO MX、BS11ほかで放送される。

　「ノースマン　導かれし復讐者」は、若き王子・アムレートが、殺された父の復讐と誘拐された母の救出を誓い、仇である叔父・フィヨルニルを追ってアイスランドを目指す……というストーリー。「ビッグ・リトル・ライズ」のアレクサンダー・スカルスガルドさんが主演を務める。ニコール・キッドマンさん、アニャ・テイラー＝ジョイさん、イーサン・ホークさん、ウィレム・デフォーさんらも出演する。