新海誠監督の新作劇場版アニメ「すずめの戸締まり」が、2月に開催される「第73回ベルリン国際映画祭」のコンペティション部門に正式出品されることが分かった。日本のアニメーション作品が同映画祭のコンペティション部門に正式出品されるのは、宮崎駿監督の劇場版アニメ「千と千尋の神隠し」(2001年)以来、約21年ぶりとなる。映画祭のレッドカーペットには、新海監督、ヒロイン・岩戸鈴芽(いわと・すずめ)の声優を務めた原菜乃華さんが登場し、プレミア上映に参加する。
新海監督は「『すずめの戸締まり』は、12年前に日本で起きた巨大な出来事が物語の根底にあります。この映画が海外の観客にどのように映るのか、なにが伝わり、なにが伝わらず、なにを共有し得るのか。私たちの創作が外部からはどのように見えるのか。それを自身の耳目で確かめる好機をいただけたと考えています。ここまで導いてくれたスタッフたちの才能と尽力、そして応援してくださった皆さまに、心より感謝します」とコメントを寄せている。
原さんは「私自身、海外に行くこと自体初めてで、それも、歴史あるベルリン国際映画祭に『すずめの戸締まり』チームで行くことができるなんて、とても光栄で、夢のようです。改めて『すずめの戸締まり』という作品に携わることができてうれしく思います。映画祭で直接世界中の方々のお声を聞くことがとても楽しみです。『すずめの戸締まり』が世界中で愛されますように!」と思いを語っている。
同作の大ヒットを記念し、新たなビジュアルも公開された。壮大な草原をすずめと草太が幼い少女と手をつないで歩く後ろ姿が描かれている。
「すずめの戸締まり」は、日本各地の廃虚を舞台に、災いのもととなる“扉”を閉める旅をする少女・岩戸鈴芽の解放と成長を描く。原さんがヒロイン・すずめ、人気グループ「SixTONES(ストーンズ)」の松村北斗さんがすずめが出会う青年・宗像草太を演じたことも話題になっている。2022年11月11日に公開され、興行収入が128億円、観客動員数は約963万人を突破するなど大ヒットしている。
マンガ「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」の作者・赤坂アカさんが原作、「クズの本懐」などの横槍メンゴさんが作画を手がける人気マンガが原作のテレビアニメ「【推しの子】」…
ウェブマンガサービス「サンデーうぇぶり」(小学館)で連載されたイノウエさんのマンガが原作のテレビアニメ「死神坊ちゃんと黒メイド」の第2期が、7月から放送されることが分かった。山川…
映画・テレビドラマで活躍した俳優やプロデューサーを表彰する「2023年 エランドール賞」の受賞者が2月2日に発表され、劇場版アニメ「ONE PIECE FILM RED」(谷口悟…
マンガサイト「マンガハック」ほかで連載中の十日草輔(とおか・そうすけ)さんのマンガが原作のテレビアニメ「王様ランキング」のイベント「TVアニメ『王様ランキング』Special e…
吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんのマンガが原作のアニメ「鬼滅の刃」の劇場上映企画「ワールドツアー上映『鬼滅の刃』上弦集結、そして刀鍛冶の里へ」が、2月3日から日本を含む95の…