PSYCHO-PASS:新作劇場版「PROVIDENCE」 凛として時雨が主題歌 EDはEGOIST

「劇場版PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE」のビジュアル(C)サイコパス製作委員会
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「劇場版PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE」のビジュアル(C)サイコパス製作委員会

 人気アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」のシリーズ最新作となる劇場版「劇場版PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE」(塩谷直義監督、5月12日公開)で、バンド「凛として時雨」が主題歌「アレキシサイミアスペア」を担当することが分かった。音楽ユニット「EGOIST」がエンディングテーマ(ED)「当事者」を担当する。凛として時雨はテレビアニメ第1期のオープニングテーマ「abnormalize」、EGOISTは同じく第1期のED「名前のない怪物」「All Alone With You」を担当するなど、共に同シリーズと関わりが深く、最新作の楽曲も担当することになった。

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 「PSYCHO-PASS」は、人の心理状態などを数値化して判断できるようになった近未来の高度情報化社会を舞台に、厚生省公安局の刑事の活躍を描く近未来SFアニメ。完璧に見える社会が持つ矛盾が描かれた。テレビアニメ第1期が2012年10月~2013年3月、第2期が2014年10~12月、第3期が2019年10~12月に放送された。劇場版「劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス」が2015年1月、劇場版3部作「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System」が2019年1~3月に公開された。

 最新作はシリーズ集大成となる。塩谷さんが監督を務め、冲方丁さんが構成を手がけ、冲方さんと深見真さんが脚本を担当する。プロダクションI.Gが制作する。

 ◇「EGOIST」のボーカル・chellyさんのコメント

 今回、「PSYCHO-PASS サイコパス」の世界に再び寄り添えることをとてもうれしく、光栄に思います。「当事者」という楽曲は、音作りやボーカルワークを含め制作の段階でたくさんの試行錯誤の上できあがった作品です。ブレスの位置などの技術的な部分でのディレクションがいつもよりだいぶ細かく入ったのですが、この歌詞を前にしてそんな理屈くさいものは不要では?と思ってしまうくらい、少し昨今の世情を思わせるような繊細な言葉たちをよく読み、考え、レコーディングに臨みました。

 そういった表現者として譲れない部分や己の中の楪いのり像と、楽曲の見栄えとの葛藤のようなものが、奇跡的にこの曲の美しくていびつな色味の一部になっているようにも思います。この曲を聴いた誰もが、見て見ぬふりの第3者ではいられなくなるように、大事に歌いました。ぜひ、劇場版と一緒に楽しんでいただけたら幸いです。

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