女優の白石麻衣さんが、2月22日午後10時から放送されるNHKの番組「LIFE！冬2」（総合）に出演する。白石さんは「LIFE！」は初出演で、4本のコントに参加し、カーリングの元女子日本代表や母親などを演じている。もともと誰かを笑わせることができるお笑い芸人に「本当にすごいな、かっこいいな」とリスペクトがあったという白石さんに、同番組への意気込みや出演した感想などを聞いた。

あなたにオススメ

非合法なのに幕府はなぜ黙認　「べらぼう」蔦重の時代の風俗ビジネス

　◇芸人にリスペクトがあった　「かっこいいな」

　「LIFE！」は、お笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の内村光良さんが座長を務めるコントバラエティー。2012年にBSプレミアムで特番を放送し、2013年にNHK総合でシリーズ1がスタートした。これまでイカ大王や三津谷寛治、宇宙人総理、うそ太郎、オモえもん、カッツ・アイ、妖怪どうしたろうかしゃん、ゲスニックマガジン西条、プラス車掌などの人気キャラクターを生み出している。

　番組はシリーズ化から9年目を迎えた2021年春にリニューアル。春、夏、秋、冬と季節ごとに放送され、毎回、座組が変わる。「LIFE！冬2」では、白石さん、内村さんのほか、お笑いコンビ「ココリコ」の田中直樹さん、「シソンヌ」のじろうさん、「チョコレートプラネット」の長田庄平さん、「ジャルジャル」の後藤淳平さん、女優のYOUさん、俳優の鈴木伸之さんなどが出演する。

　白石さんは今回、4本のコントに挑戦。「コントを見ることがすごく好き」という白石さんは、「どのコントも色が違っていて。皆さんが楽しそうに、かつ自由にやられている姿を間近で見て、ワクワクする気持ちになりました」と感想を明かす。

　もともとバラエティー好きで、「『芸人さんって本当にすごいな』とリスペクトがたくさんありました」と白石さん。「人を笑顔にさせて元気づけられる方って、本当にすごいな、かっこいいな、と思っていたので、こうしてコントをできる場に立つからには、私も中途半端な気持ちじゃなく、一からしっかり気持ちを作ってやろう、という気持ちで挑みました」と語った。

　◇思っていた以上にパワフルだった

　コントに挑む上では、台本を読み、あらかじめ自身の中でストーリーを作り上げていたという。ただ、現場には想像を上回る部分もあった。「実際に皆さんと合わせてみると、思っていた以上にパワフルにコントをされていて。『あ、じゃあ自分もこれくらいいっていいんだ』と。コントの正解が分からなかったんですけど、自分が思っている以上に台本通りじゃなくてもいいというか、ある意味自由で。自分のそのときの感情でお芝居していいんだ、と皆さんが教えてくださって、コントを作る上での勉強にもなりました」と振り返る。

　番組では、母親からカーリングの元女子日本代表まで演じる。特にお気に入りの役は、「カーリング元日本代表の役は、本当に日本代表という気持ちで強気で挑んだので、特にお気に入り」と話す。演じるために手の角度や背筋など、しっかりカーリングしているように見える姿勢を指導されたといい、「いたって真面目だけど、でも、どこか『それ、無理があるんじゃない？』というようなところを伝えられるように、真面目だけど真面目すぎないところを意識して演じました」と充実感をにじませる。

　今回は、「何拳？」「元日本代表」などのコントで同じく「LIFE！」初参戦となる「劇団EXILE」の鈴木伸之さんと共演した。鈴木さんの印象について「俳優業をやられている鈴木さんとはまたガラッと違う表情を見て、『あ、なんでもできる方なんだな』という印象を受けました。振り幅がすごく広い方なんだなと思いました」と白石さん。

　座長の内村さんとも、合間に仕事の話や乃木坂46時代の話などで「ひと盛り上がりした」といい、「皆さんのチーム感と言いますか、空気感がすごくすてきだなって思ったので、出演者の皆さんのことがすごく好きになりましたね」と楽しそうに撮影を振り返っていた。