女優の仁村紗和さんが3月2日、NHK大阪放送局(大阪市中央区)の局長定例会見に出席した。4日に放送される「NHKスペシャル 南海トラフ巨大地震」の第1部のドラマに、気象庁職員役で出演する仁村さんは、「(大地震は)必ず来ると聞いていたけれど、いつの間にかその言葉も聞き慣れてしまって、慢心している自分がいるなと気づいた」といい、最近は「防災バッグを強化しています」と明かした。
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防災グッズは「おしゃれなものとか、日常生活で使えるグッズがたくさん出ていたりするので、調べていたら楽しくなってしまって」といい、「保温してくれたり寝袋になったりするサバイバルシートを買いました。大量に買って近所の人に配ったりしています。あとは、1週間くらいは頑張ったら耐えられるんじゃないかという量のご飯、お水、太陽光発電と手回しで充電ができるもの……。あと、暗闇で光が当たっていると心が救われるらしいので、ろうそくやランタンを増やしました」と“防災グッズ沼”にはまっているという。
劇中では、大阪の梅田に津波が襲うシーンが描かれるが「梅田に津波が来るというのは想像していなかったので、すごく衝撃でした」と語り、自身がもし気象庁の職員だったら、「自分の大事な人や家族にはできる限り(地震の予兆を)伝えたいと思います」と話していた。
ドラマは、南海トラフ巨大地震の「半割れ」シナリオを科学的知見に基づいて映像化。大阪で町工場を経営する森澤貴彦(松尾諭さん)一家、高知で暮らす両親(宮田圭子さん、中原丈雄さん)、東京で気象庁に勤める妹の森澤あかり(仁村さん) を軸に、和歌山県南方沖を震源地とするM8.9の巨大地震で刻一刻と変わる被災状況を、人間模様と合わせて身近な目線で複合的に描く。
「NHKスペシャル 南海トラフ巨大地震」第1部のドラマは3月4日午後7時半から前編、同日午後10時から後編を放送。第2部のドキュメンタリー「“最悪のシナリオ”にどう備えるか」は5日午後9時からすべて総合で放送。第2部には仁村さんと松尾さんも出演する。
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