瀬戸康史:上野樹里と夫婦役で12年ぶり共演 発達障害を抱える小説家に 「すべてをさらけ出す気持ちで芝居できた」

スペシャルドラマ「私小説 -発達障がいのボクが純愛小説家になれた理由-」に出演する瀬戸康史さん(左)と上野樹里さん=テレビ朝日提供
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スペシャルドラマ「私小説 -発達障がいのボクが純愛小説家になれた理由-」に出演する瀬戸康史さん(左)と上野樹里さん=テレビ朝日提供

 俳優の瀬戸康史さんが、4月7、8日に2夜連続で放送されるスペシャルドラマ私小説 -発達障がいのボクが純愛小説家になれた理由-」(テレビ朝日系)で主演を務めることが3月7日、明らかになった。瀬戸さんの妻役を女優の上野樹里さんが演じることも発表された。瀬戸さんと上野さんが共演するのは、2011年のNHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」以来、12年ぶりとなる。

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 ドラマは、小説家の市川拓司さんの同名小説(朝日新聞出版)が原作。恋愛小説「いま、会いにゆきます」で知られる市川さんと、発達障害を抱える市川さんを支え続けた妻の物語を基に、夫婦の純愛を描く。脚本は、映画「いま、会いにゆきます」を手がけた岡田惠和さんが担当する。

 主人公の伊佐山ジン(瀬戸さん)は、発達障害を抱える恋愛小説家。少年のように無邪気だが、とても繊細。人の悪意に触れると、悲しくてその場から動けなくなり、心身ともに追い詰められてしまう。高校時代に出会った妻・優美のサポートのもと、小説を執筆している。自著のヒロインは常に妻であることを公言し、ひたむきな愛を注ぐ。

 ジンの妻・伊佐山優美(上野さん)は、フィットネスインストラクターとして働きながらジンを支える。いわゆる“普通”とは違うジンのことをおかしいと思わず、楽しみながら接している。常にジンの精神状態に気を配っているが、その根底にあるのは愛。時には優しく包み込むように、時には一歩引いた俯瞰(ふかん)の目で、ジンの道しるべとなってゆく。

 瀬戸さんは「優美を演じる樹里さんとここまでガッツリ、一緒にお芝居するのは今回が初めてですが、素直でうそがない方なので、僕もすべてをさらけ出す気持ちでお芝居ができました。お互いに妥協なく、納得した上でいろんな芝居にチャレンジできたと思います。撮影現場で僕らの芝居を見た市川さんもとても喜んでくださったので、うれしかったです」とコメントを寄せた。

 上野さんは「撮影中は、市川さんご夫婦も現場に来てくださいました。奥さんとお話する中で感じたのは、脚本の中で描かれる純愛さだけではない、ほろ苦いエピソードも伺うことで、その時に感じられた夫婦のリアリティーを大事に演じられたらいいな、と思いました。瀬戸くんが演じるジンを見た時も素直に反応できて、徐々に自分の心も動かされていきました。気持ちの部分で、しっかりと夫婦を演じられたと思います」とアピールした。

 ドラマの前編は4月7日午後11時15分から、後編は4月8日午後11時から放送される。

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