中村壱太郎&尾上右近:「本当に恋人みたいな気持ちに」舞台共演をきっかけに仲深める 「かっこよくて優しい」扇千景さんの思い出も語る 「徹子の部屋」で

中村壱太郎さん(右)と尾上右近さん
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中村壱太郎さん(右)と尾上右近さん

 歌舞伎俳優の中村壱太郎さんと尾上右近さんが、3月16日午後1時から放送された黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。2人が仲良くなったきっかけや、3月9日に亡くなった壱太郎さんの祖母・扇千景さんの思い出を語った。

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 壱太郎さんと右近さんは、互いを「かずさん」「けんけん」と呼び合う仲。幼い頃から顔見知りだったが、5年前に舞台「二人椀久」で恋人役を演じたことをきっかけに急速に仲を深めたという。千秋楽を終えた後、右近さんは「本当に恋人みたいな気持ちになっちゃって」と明かし、「次の日から会わないっていうのが違和感があって、空を見上げた時に『同じ空見てるかな?』なんて思っちゃうんですね。それぐらいのめりこんじゃいました」と振り返った。

 2人の間で大切にしている“共通のキーワード”として、壱太郎さんは「一生青春」という言葉を挙げた。この言葉は、壱太郎さんの祖父・坂田藤十郎さんの座右の銘だったといい、壱太郎さんは「けんけん(右近さん)と、お互い『一生青春』して、役者として舞台で共演したいねっていうのはよく言ってるんです」と笑顔を見せた。

 黒柳さんが「扇さんの思い出があるんですって?」と質問すると、右近さんは「右近を襲名した時に、清元(節)はどうするんだと皆さん心配なさって」と歌舞伎役者と清元節の太夫の両立ができるのか、周囲の大人から心配された過去を明かした。

 右近さんが「役者になることを否定された気持ちになって」落ち込んでいると、扇さんは「そんなこと言わないで、やりたいことやらせてあげたらいいじゃない」と助け船を出してくれたそう。右近さんは「それがとてもうれしくて。誰も言えないことをきっぱり言ってくれて、子供心になんてかっこいい、優しいおばさまだろうと思いました」と回顧した。

 壱太郎さんは「祖母から学ぶこともたくさんありました。人前で話すとか、自分の思いを伝えなきゃいけない時の気迫っていうのは、祖母から勝手に学んだこともあったんじゃないかと思います」としみじみと語った。

 最後に、黒柳さんが「いつまでも一緒に舞台に立ちたい?」と聞くと、壱太郎さんは「(それが)僕らの宿命であり定めですね」とコメント。右近さんも「一生一緒に青春」と笑顔で壱太郎さんに語りかけていた。

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