榊原郁恵:「もっと前に気付くことはなかったんだろうか」と後悔 亡き夫・渡辺徹さんとの最期の会話を明かす 「徹子の部屋」で

榊原郁恵さん
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榊原郁恵さん

 タレントの榊原郁恵さんが、3月21日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。昨年11月に敗血症のため61歳で亡くなった夫の渡辺徹さんとの最期の会話を明かした。

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 榊原さんは現在の生活について「舞台があったりとかこうやってお仕事させていただいているので、仕事場にくるとたんたんと」と話す一方、「家に『ただいま』って帰ると、そこにまだ(渡辺さんの)遺骨と笑ってる遺影があるんです。いつも通りの笑ってる顔なんですけど、そこでピタッと時間が止まっちゃう感じがするんですよね」と率直な思いを吐露。「どこでこういうことになっちゃったんだろう。もっと前に気付くことはなかったんだろうかとか、常に考えちゃうんですよね」と語った。

 渡辺さんは亡くなる数日前から発熱があり、「抗原検査は陰性。それまでけんかしていても何があっても寝室は絶対一緒っていう状態だったんですけど、私を気遣って『別のところで寝るよ』って」と別々に眠ったという。翌朝、渡辺さんはなかなか起きてこなかったが「よっぽどつらいのかな、寝かせてあげよう」と思い、榊原さんが様子を見に行くことはなかった。

 その後、家に来ていた次男が渡辺さんと話しにいったが、ろれつが回らず、明らかに様子がおかしかった。すぐに入院の準備をし、榊原さんが車を運転して病院へ。入院が決まるもコロナ禍のため、病室には一人しか入れなかったといい、榊原さんだけが病室に入り、マネジャーと次男は室外で待機していた。

 その時の渡辺さんの様子について、榊原さんは「疲れているのかなとしか見てなかったんですけど、意識が少し遠のいてたんでしょうか、反応があまりなくて」と振り返った。いつものように「お父さん! ここに携帯置いておくわよ、いい? また来ますからね、じゃあね!」と声をかけたのが、結果的に最期の会話になってしまったという。

 これまでにも渡辺さんはたびたび入院を繰り返していたため、榊原さんはそこまで大事になるとは考えてもいなかったそう。意識がなくなり、集中治療室に入り、人工呼吸器をつけ、人工心肺装置「ECMO」をつけても、「また頑張ってくれるだろう」と考えていたと回想。榊原さんは「私鈍いんですかね」と前置きしたうえで、「こういう結果があるのであれば、『私もっとあのときに』っていうのがいっぱいあった」と後悔を明かしていた。

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