ハロー!プロジェクト所属のアイドルグループ「つばきファクトリー」がメジャー通算10作目となるトリプルA面シングル「間違いじゃない 泣いたりしない/スキップ・スキップ・スキップ/君と僕の絆 feat.KIKI.」を2月にリリースした。「間違いじゃない 泣いたりしない」はYouTubeで公開されたミュージックビデオの再生回数が156万回を突破するなど好調だ。つばきファクトリーの中でも、フレッシュな魅力を放っているのが、2021年に加入した河西結心(ゆうみ)さん、八木栞さん、福田真琳さん、豫風(よふう)瑠乃さんの4人。グループ名の「つばき(Camellia)」にちなみファンから「リトルキャメリアン(リトキャメ)」とも呼ばれる4人の魅力に迫るべく、“他己紹介”をやってもらうことに。加入2年目を迎えた今だからこそ見えてきたお互いの「ここがすごい!」というポイントを語ってもらった。
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八木さん 結心ちゃんは、この4人の最年長、お姉さんだけあって、すごくお世話をしてくれるというか。私は加入初期の頃はメークも上手にできなかったんですけど、メークや髪形について教えてくれたりとか、実際にやってくれたりとか、すごく優しいですね。一度、一緒にメーク用品を買いに行ったことがあるんですけど、その時、リップの色を選んでもらって、個人的にすごく気に入っていて今も愛用しています。
河西さん うれしいですね。
福田さん 結心は、何事にも一生懸命になれる人だなって、近くで見ていていつも思っています。ライブでも、人一倍体を大きく使って表現していたりとか、そうかと思えば、しっとり歌い上げることもできたり、一生懸命さがパフォーマンスに表れていると思います。一つ一つのお仕事に対して、どこでも気を抜くことなく全力で向き合う姿勢がすごく格好いいなって、いつも思っています。あと、人があんまりやりたくないようなことを率先してできる人だなとも思っていて。例えばみんなでケーキを食べるとなった時に、率先してお皿を出して用意してくれて、人があんまり気づかないところで一生懸命頑張れる人だなって思っています。
河西さん そんなに見ていただいているとは。それに気付いてくれる真琳もすてきだよ。
福田さん そんなことないです。恥ずかしい(笑い)。
豫風さん 私は、ゆってぃ(河西さん)は、人と心を通じ合わせるのが上手だなと思います。私は中学3年生(2023年3月時点)で、ゆってぃは19歳なんですけど、私の年齢に合わせてお話ししてくれます。あとは、「絶対今こう言ってくれたらうれしい」っていうことを言ってくれるんですよ。そんなことができるのは、ちゃんと心がきれいだから。
河西さん ありがとう(笑い)。心がきれいなんて言われちゃった。
福田さん そんなストレートに言う人、初めて見た(笑い)。
河西さん 一見無邪気で、すごくおふざけとかするから……。
豫風さん してないよ!
河西さん ……するから、中学生だなと思うけど、考え方はすごく大人な部分もあって、パフォーマンスに対する気持ち、歌に対する気持ちが人一倍熱い。本当に音楽が好きな子で、歌に対するこだわりも強いから、自分が納得いくまで練習する。本当に努力家さんだなって。あと、本当に気を使える子。少し前に私がハマっている飲み物があったんですけど、すごく人気でお店に行ってもなくて、「どこにも売ってない!」となった時に2本も買ってきてくれたんです。
福田さん やだ、優しい!
豫風さん 違うから、たまたま見つけたから……。
河西さん もう、ツンデレとかいいから(笑い)。そういうちょっとした気遣いもできる。無邪気だけど、可愛いけど、大人の一面もあるんだぞということを皆さんに知っていただきたいなと思いますね。
八木さん 豫風瑠乃ちゃんはすごく感性が鋭い子だなと感じていて。新しい楽曲をもらった時に、私だったらレコーディングに向けて仮歌の歌詞の部分を聴いてしまうんですけど、瑠乃ちゃんは後ろで流れている音といいますか、カラオケ音源をすごく聴いているんです。音楽に対してすごく真摯(しんし)に向き合っていたり、後ろで流れる音をしっかり聴いて、それをパフォーマンスに反映させているところがすごいなって思います。あとは、瑠乃ちゃんは脳内で「黒ひげ危機一発」ができるみたいで(笑い)。
八木さん 「黒ひげ危機一発」って、剣を刺していって、いつ黒ひげが飛び出るかな?とヒヤヒヤするのが面白いと思うんですけど、瑠乃ちゃんはそのゲームを自分の頭の中でできるらしくて。瑠乃ちゃんの頭の中がどうなってるのかな?と知りたくなるところがありますね。こういった感性の鋭さは、私もすごく欲しいです。
福田さん 瑠乃ちゃんは、最年少なんですけど、グループのことをすごく冷静に見ることができていると感じます。いつも自分のやるべきことを分かっているような気がして、パフォーマンスでも、「こう歌ってほしい」というパートがあると、その理想の形に持っていく努力ができる人だなって。栞ちゃんも言っていたみたいに、人と違う感性を持っているなとも感じます。パフォーマンスを見ていると、そのパートでは誰もやらないような表情を見せることもあって、瑠乃の世界観があるんだなと思います。それでいて謙虚なので、これから自信がついていくと、もっともっと最強になるんじゃないかなって思います。
河西さん 栞は、自分の考えをすごくしっかり持っていて、自分の「好き」というものを追求できる人だなと思います。栞はミュージカルが好きなんですけど、それがきっかけで声楽を習い始めたり、自分の好きなことに対してアプローチができるのって、本当にすてきなことだなって。それは栞の強みだと思うから、もっともっと「好き」を追求して、自分のやりたいことをやって成長していけるのだとしたら、格好いいなって思います。いつかミュージカルに出ている栞も見てみたい。
八木さん 頑張ります。
福田さん 結心が言うように、知的探究心と行動力がすごくあるなと思います。自分が好きになったものをとことん追求して、実際に行動に移すこともできる。それに、すごく計画的に物事を進めていく人だなと思っていて。パフォーマンスで覚えなきゃいけないダンスの振りがあった時、この4人の中では一番早いんじゃないかな。きっと準備をしているんだろうなと。普段の生活でも、電車で4人で移動しようという時に、一番(順路を)調べてくれるのが栞なんです。リサーチャーです。
八木さん 調べることは得意です(笑い)。
豫風さん 八木栞ちゃんは、一番自分のことを知っていて、八木栞っていう人物を八木栞が自分で作っているっていうか。
福田さん なんだか格好いいね(笑い)。
豫風さん 自分で自分のことをすごく理解してるから、何に対してもどうやればいいのか分かっている。あと、私がすごく思うのは、言葉に嘘(うそ)がない。モヤモヤがない。だから、何か言われた時に納得できるし、心から受け入れられるし、褒められた時にすごく「うれしい!」ってなる。本当に八木栞ちゃんは、自分で自分を作ってほしいです。ほかの人に作ってほしくない。自分が思うままにやってほしい。
福田さん 名言が出た。
河西さん 「八木栞は八木栞が作ってほしい」。
八木さん 豫風瑠乃ちゃんの言葉を信じて、ほかの人に染まらないように気を付けます(笑い)。
河西さん 真琳は、本当に言葉にできないくらいすてきな人物。
福田さん えっ!?(笑い)。
河西さん ライブの映像を家で見返している時に、「この動き、すごくすてきだな。誰だろう」と思うと、真琳なんです。パフォーマンスに対する熱が強いですし、一つの動作をするにもすごく丁寧ですし、すてきだなって思います。それにすごく努力家。私たちはアイドルですし、自分で「努力してます」なんて言ったら格好悪いし、絶対そういう人はいないと思うんですけど、真琳は何も言わず陰で努力していることがパフォーマンスを通してすごく伝わる。また繊細な心の持ち主でもあって、周りもすごく見えていて、私がきつい時も気付いて声をかけてくれる。同期の中で、真琳の存在ってすごく大きいなって思います。
豫風さん 真琳ちゃんはですね、人の心が見えている?
福田さん 見えてないです!(笑い)。
豫風さん でも、本当に「心が見えているんじゃ?」と思う。真琳ちゃんは「今この子はこう思っている」というのをお見通しなんですよ。だから、その時の判断の仕方もすてき。「今、この子は落ち込んでいる」というのも理解できるから、かけてあげる言葉も、それ以上の言葉は多分ないんじゃないかってぐらいの言葉なんです。
八木さん 真琳ちゃんは、仕事に対してすごく真摯な人だなという印象です。パフォーマンス面も、一つ一つにこだわっているなと思いますし、こういうインタビューでも、言葉の正確さ、きれいさはもちろん、つばきファクトリーへの愛が伝わるなって。つばきファクトリーのメンバーであることに対して、すごく誇りを持っていることが、一つ一つの言葉から伝わるんです。つばきファクトリーがもっとよくなるために、こう動いたらいいんじゃないか?と、常に考えているんだろうなと思います。
互いにリスペクトし合い、互いに高め合うつばきファクトリー。今後のさらなる活躍に期待したい。