石原さとみ:出産後初、1年9カ月ぶりの映画撮影 「ライブ狂いで育児放棄」の母親役

映画「ミッシング」で主演を務める石原さとみさん(C)2024「missing」Film Partners
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映画「ミッシング」で主演を務める石原さとみさん(C)2024「missing」Film Partners

 俳優の石原さとみさんが、2024年公開の映画「ミッシング」(吉田恵輔監督)で主演を務めることが4月4日、分かった。2022年に第1子を出産した石原さんは、同作が1年9カ月ぶり、出産後初の映画撮影となる。

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 映画は、娘の失踪事件をきっかけに、翻弄(ほんろう)される母の姿を描く。石原さんが演じる沙織里は、娘が行方不明になった時、好きなアイドルのライブに足を運んでいて、茶髪メッシュの風貌から「ライブ狂いで育児放棄の母」とネット上で誹謗中傷されるという役どころ。

 石原さんは「6年前、吉田監督に、どんな役でもいいから一緒に仕事がしたい、と直談判しに行きました。そこから数年後、この作品の連絡をいただき、うれしさのあまり叫びました」と吉田監督とのタッグを喜ぶ。

 続けて「妊娠出産を経て、憧れの吉田組で1年9カ月ぶりのお芝居を今しています。我が子という自分の命よりも大切な存在を知った今、この役柄は本当につらく、苦しく、精神が削られます。ですが、今の私だからこそ、できる役です。大きな覚悟を持って最後まで沙織里を生きていきます」とコメントした。

 吉田監督は「主演の石原さんを筆頭にキャストたちはメンタルが削られる芝居の連続だと思います。しかし、どんな状況でも前に進む強さ、他者への想像力や共感。人間のおろかしくも美しい瞬間を撮影できたら幸いです」と話した。

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