人気マンガ「ドラえもん」のドラえもんの玩具「完全変形ドラえもん」(小学館)の会見が5月12日、小学館で行われた。「完全変形ドラえもん」は、オリジナル設計の変形ロボットで、ドラえもんがタイムマシンに完全変形する。同社のドラえもんルームの石関暁編集長は「今までにないドラえもんの企画をやりたい」という思いから開発意図したといい「ロボットとしてのドラえもんを掘り下げる『完全変形ドラえもん』を企画した」と説明した。玩具の変形ギミックもお披露目された。
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「完全変形ドラえもん」は、タカラトミーが「トランスフォーマー」シリーズのノウハウをつぎ込み、開発した。企画がスタートしたのは、「ドラえもん」が誕生50周年を迎えた2020年で、石関編集長は「大人の男性や、小学校高学年の男子は、『ドラえもん』のコミックスを購入する層ではないのではないか?と考え、そういった方にもドラえもんの面白さを再認識してもらいたいと、親子で遊べる玩具を開発した」とねらいを語った。普段触れていない層に、原作の魅力を知ってもらうきっかけとして、「22世紀のテクノロジーが詰まったロボットとしてのドラえもんの魅力を知ってもらう」ことを考えたという。
「完全変形ドラえもん」は、ドラえもんの背後に変形パーツを格納した箱のようなものが付属する。ドラえもんの頭部内のパーツ、箱内のパーツを組み立て、タイムマシンに変形する。石関編集長によると、慣れれば30秒ほどで組み立てられるといい「丸形のドラえもんを四角のタイムマシンに変形させる難しさがあったそうですが、うまい具合に落とし込んでいただいた」と話した。
「完全変形ドラえもん」は、全高約8.6センチで、タイムマシン変形時の全高は約11.2センチ。6月28日発売。価格は1万2903円。初回6000個の数量限定生産。書店などで予約を受け付けている。
特典として、ドラえもんやタイムマシンを解説する「完全変形ドラえもん完全攻略本」、同作に登場するロボットを紹介する「ロボット完全索引ブック」のほか、タイムマシン特製台座、撮りおろしジオラマアートボードが付属する。ロボットイラストの巨匠・吉岡英嗣さんが描き下ろしたパッケージイラストアートボードも付く。
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