静かなるドン:10年ぶり新連載 「グランドジャンプ」で開幕 近藤静也が新たな敵と対峙 鳴戸と龍宝の出会いも

「静かなるドン」の新シリーズ「静かなるドン-もうひとつの最終章-」の連載がスタートした「グランドジャンプ」12号(C)グランドジャンプ12号/集英社
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「静かなるドン」の新シリーズ「静かなるドン-もうひとつの最終章-」の連載がスタートした「グランドジャンプ」12号(C)グランドジャンプ12号/集英社

 新田たつおさんの人気マンガ「静かなるドン」の続編となる新シリーズ「静かなるドン-もうひとつの最終章-」の連載が、5月17日発売の「グランドジャンプ」(集英社)12号でスタートした。同作は、マンガ「世田谷イチ古い洋館の家主になる」とのコラボ特別読み切り「世田谷イチ古い洋館に来た静かなるドン」が2022年10月に「グランドジャンプ」に掲載されたが、新シリーズが連載されるのは、2012年12月の連載終了以来、約10年ぶり。新シリーズは、日本統一を果たしてから10年後、新鮮組3代目総長の近藤静也が新たな敵と対峙(たいじ)することになる。鳴戸と龍宝の出会いも描かれる。新シリーズは、集英社の電子書店「ゼブラック」、マンガアプリ「ヤンジャン!」でも配信される。

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 連載開始を記念し、「静かなるドン 集英社版」の電子版が「ゼブラック」「ヤンジャン!」で配信される。5月17日からコミックス1~36巻が配信され、以降は順次配信される。

 「静かなるドン」は、昼は平凡なサラリーマンで、夜は関東最大の暴力団・新鮮組の総長の近藤静也が、国内の抗争に立ち向かい、さらに世界のマフィアなどと渡り合う姿が描かれた。1988年11月に「週刊漫画サンデー」(実業之日本社)で連載を開始し、2012年12月に「漫画サンデー」(同)で連載を終了した。テレビドラマ化、映画化もされた。俳優の伊藤健太郎さん主演の映画が5月に公開されることも話題になっている。コミックスの累計発行部数は4600万部以上。

 新シリーズは、特別読み切り「世田谷イチ古い洋館に来た静かなるドン」の反響を受け、読者からの強い続編の要望に応えたいという新田さんの思いから実現。実業之日本社と集英社の編集部が協議し、連載が決定した。「グランドジャンプ」が連載を担当し、実業之日本社がコミックスを発行する。電子版のコミックスは両社が共に配信する。出版社2社が協業し、新田さんの創作活動を支えていくという新たな取り組みを実施する。

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