鬼滅の刃 刀鍛冶の里編:杉山紀彰が「優しい」「温かい」無一郎の父に “母”沼倉愛美も

「テレビアニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編」の第8話「無一郎の無」の一場面(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
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「テレビアニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編」の第8話「無一郎の無」の一場面(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんのマンガが原作のアニメ「鬼滅の刃」の新作テレビアニメ「テレビアニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編」の第8話「無一郎の無」が、フジテレビ系で5月28日に放送された。第8話は、回想シーンで霞柱・時透無一郎(ときとう・むいちろう)の過去が描かれ、無一郎の両親が登場した。人気声優の杉山紀彰さんが父、沼倉愛美さんが母をそれぞれ演じた。

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 「鬼滅の刃」は、声優陣の豪華さが度々話題になっており、鬼殺隊の隊士の父母も多くの人気声優が演じてきた。主人公・竈門炭治郎の父・炭十郎を三木眞一郎さん、母・葵枝を桑島法子さん、炎柱・煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)の父・槇寿郎(しんじゅろう)を小山力也さん、母の瑠火(るか)を豊口めぐみさんが演じた。「刀鍛冶の里編」の第6話に登場した不死川玄弥(しなずがわ・げんや)、実弥(さねみ)の母を柚木涼香さんが演じたことも話題になった。

 無一郎の父を演じた杉山さんは「NARUTO-ナルト-」のうちはサスケ役、「Fate/stay night」の衛宮士郎役などで知られる人気声優。無一郎の父は第7話のラストに登場し、杉山さんが演じていることが明らかになり、第8話では無一郎の回想シーンに登場した。無一郎によると、父は木こりを指す杣人(そまびと)で、10歳の無一郎を連れ、仕事をするシーンが描かれた。「無一郎なら大丈夫」と無一郎に声をかける優しい父親を杉山さんが深みのある穏やかな声で演じ、ツイッターでは「優しさがあふれている」「温かい声」と話題になった。

 無一郎の母を演じた沼倉さんは、ゲームやアニメなどが人気の「アイドルマスター」シリーズの我那覇響役などで知られ、「刀鍛冶の里編」の第8話では、床にふす母を熱演した。「ゴホッゴホッ」というせきや、苦しそうな吐息のほか、「熱い」「寒い」というせりふのみの出演だったが、存在感を見せた。無一郎の父は雨の中、病気の妻のために薬草を採りに行った先で命を落とし、母も同じ日に亡くなった。杉山さんと沼倉さんの登場シーンは3分足らずで、「豪華」「もう退場?」と驚くファンも多かったようだ。

 「鬼滅の刃」は、家族を鬼に殺された竈門炭治郎が、鬼に変異した妹・禰豆子を人間に戻すために旅立つ……というストーリー。原作は、2016~20年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された。テレビアニメ「竈門炭治郎 立志編」が2019年4~9月に放送され、2020年10月公開の劇場版「無限列車編」が国内歴代興行収入1位となる約400億円を記録するなど大ヒットした。「遊郭編」が2021年12月~2022年2月に放送された。

 「刀鍛冶の里編」は、前作「遊郭編」から続くストーリーで、刀鍛冶が集まる刀鍛冶の里での物語が描かれる。第9話「霞柱・時透無一郎」が、フジテレビ系で6月4日午後11時15分に放送される。

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