こち亀:11カ月ぶり「ジャンプ」帰還へ 少年時代の両さん描く「希望の煙突」シリーズ新作

7月10日発売の「週刊少年ジャンプ」32号に新作読み切りが掲載される「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(C)秋本治・アトリエびーだま/集英社
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7月10日発売の「週刊少年ジャンプ」32号に新作読み切りが掲載される「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(C)秋本治・アトリエびーだま/集英社

 秋本治さんの人気マンガ「こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)」の完全新作読み切りが、7月10日発売の「週刊少年ジャンプ」(集英社)32号に掲載されることが分かった。「こち亀」が同誌に掲載されるのは2022年8月以来、約11カ月ぶり。同誌が創刊55周年を迎えることを記念し、「こち亀」の新作読み切りが掲載されることになった。7月18日発売の創刊55周年記念号となる33号には、岸本斉史さんの人気マンガ「NARUTO-ナルト-」の新作読み切り「NARUTO-ナルト-外伝 ~渦の中のつむじ風~」が掲載される。

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 「こち亀」の新作のタイトルは、「こちら葛飾区亀有公園前派出所 希望の煙突『夏』-1963-勘吉たちの夏休み」で、少年時代の両津勘吉を描く「希望の煙突」シリーズの第3作。同シリーズは、日本が高度成長期を迎えた1960年代、東京都足立区にあった火力発電所で働く歌手志望の女性・紅月灯(あかつき・りん)を巡るエピソードが描かれる。第1作「希望の煙突の巻」が「週刊少年ジャンプ」2004年18号に掲載され、第2作「希望の煙突―端島―」が同誌の増刊「少年ジャンプ NEXT! 2013WINTER」で2012年12月に発表された。第3作は、紅月灯が両津勘吉の同級生として登場する。

 シリーズ第1作「希望の煙突の巻」、第2作「希望の煙突―端島―」が、集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+(プラス)」で7月10~23日に無料公開される。

 「こち亀」は、東京の下町を舞台に、並外れた体力を持ち、人情味あふれる警察官・両津勘吉が巻き起こす騒動を描いたギャグマンガ。「週刊少年ジャンプ」で1976年に連載を開始し、2016年まで約40年にわたり連載された。コミックスが201巻まで発売されており、累計発行部数は1億5000万部以上。アニメ化、実写化、舞台化、ゲーム化もされた。2018年12月から再編集版コミックス「平成こち亀」が毎月第4金曜に発売されている。

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