神田伯山のこれがわが社の黒歴史:失敗振り返る異色の経済番組がレギュラー化 第1回は“ウイルスアタッカー”のエステー

「神田伯山のこれがわが社の黒歴史」の再現VTR (C)NHK
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「神田伯山のこれがわが社の黒歴史」の再現VTR (C)NHK

 講談師の神田伯山さんがMCを務めるNHKの経済番組「神田伯山のこれがわが社の黒歴史」(総合)の新シリーズが7月5日から毎週水曜午後11時に放送されることが明らかになった。新シリーズの第1回は、「消臭力」などで知られる生活日用品メーカー「エステー」の家電開発秘話「エステー“エレカル家電”の興亡」を放送する。

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 「神田伯山のこれがわが社の黒歴史」は、企業の手痛い失敗談を伯山さんが講談調で語り起こす異色の経済番組。これまでにゲーム機「ピピンアットマーク」を取り上げた第1回「バンダイ・“世界一売れなかったゲーム機」、PCの音源チップの盛衰を描いた第2回「ヤマハ・半導体の落とし穴」、1980年代に開発した“ゲームの自販機”第3回「ブラザー工業・早すぎた配信ビジネス」の3作が単発番組として放送された。第1弾ではガンダムのモビルスーツ、第2弾ではウルトラ怪獣、第3弾では「キン肉マン」のライバル超人を使ったコマ撮りによる再現VTRも話題を呼んだ。

 7月5日の「エステー“エレカル家電”の興亡」では、エステーが2010年に大ブームだったマイナスイオンの技術を用いた「エレキ+ケミカル」の「エレカル事業」で家電業界に華々しく参入。“ウイルスアタッカー”という画期的な商品を自信満々で発売したものの……という奮闘劇を振り返る。再現VTRでは、「ストリートファイター2」のキャラクターが登場する。

 第2回以降は「お菓子メーカー“マーケティングの迷走劇”」「文房具メーカー“暴走!デジタル妄想会議”」「ビールメーカー “新商品開発の悪夢”」といったラインアップの予定。

 単発時代の「バンダイ・“世界一売れなかったゲーム機」「ヤマハ・半導体の落とし穴」が7月1日深夜1時から2作連続で再放送されるほか、「ブラザー工業・早すぎた配信ビジネス」も7月中に再放送予定。

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