らんまん:期待の新キャスト 田邊教授の若妻役 中田青渚の“横顔”

中田青渚さん
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中田青渚さん

 神木隆之介さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「らんまん」(総合、月~土曜午前8時ほか)。ドラマは7月3日放送の第66回から後半がスタートする。田邊彰久教授(要潤さん)の若妻・田邊聡子役で、新たに登場するのが中田青渚さんだ。朝ドラに出演するのは今回が初で、俳優としてさらなる飛躍を期待される中田さんの“横顔”を紹介する。

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 ◇昨年、NHKのBS時代劇「善人長屋」で連ドラ初主演

 中田さんは2000年1月6日生まれの23歳。2014年、本人いわく「図書券が欲しくて」と参加した少女マンガ誌「Sho-Comi」(小学館)主催のオーディション「第5回Sho-comiプリンセスオーディション2014」でグランプリを獲得し、芸能界デビュー。以降、女優としても地道に作品を重ね、おととし公開の映画「街の上で」「あの頃。」「うみべの女の子」での演技が評価され、「第43回ヨコハマ映画祭」で最優秀新人賞を受賞した。

 昨年7~8月に放送されたNHKのBS時代劇「善人長屋」(NHK・BSプレミアム)で、連ドラ初主演を果たし、主人公のお縫(ぬい)を好演。当時のインタビューでは、次の目標に朝ドラを挙げており、「以前から朝ドラに出たいっていうのは、自分の中で明確にあります。今回で、もっと頑張らなくてはいけないなと感じていて。過去の朝ドラでは『あさが来た』が大好きで、ヒロインが相撲を取ったりドタバタしているのは『善人長屋』にも通じるところがありますし、どこか男勝りな、強いヒロイン、強い主人公にも憧れがあります」と思いを明かしていた。

 今年に入ってからも、1月期は「しょうもない僕らの恋愛論」(読売テレビ・日本テレビ系)、4月期は「だが、情熱はある」(日本テレビ系)とドラマに連続出演。そして、初主演作「善人長屋」から1年で、目標としていた朝ドラへとたどり着いた。

 ◇蒼井優が目標「少しでも近づくことができたら」

 「らんまん」で演じる聡子は、田邊邸を訪れる万太郎(神木さん)や寿恵子(浜辺美波さん)たちと交流を深める役どころ。ドラマの公式サイトなどで公開中の第14週「ホウライシダ」(7月3~7日)の予告では、万太郎に「槙野さんのようなお方が、先生のそばにいてくださったら心強いです」との言葉をかける姿も映し出されている。

 中田さんは6月の出演発表の際、「私が演じる田邊聡子は田邊邸に来たばかりの内気で控えめな女性ですが、旦那様との時間の積み重ねや万太郎さん、寿恵子さんとの出会いにより妻として母として大きく成長していくキャラクターです。静かな中にも凛とした強さがあることを意識しながら、また大学での田邊教授とは違う旦那様の一面も引き出せたら良いなと思いながら演じています」とコメントしていた。

 そんな中田さんが目標としている俳優は「蒼井優さん」だという。以前「色気もありながら可愛さもあって、その両方が出せて、危うさもある、女性も憧れる女優さん。かっこいいなって思っていて、少しでも近づくことができたらなって思っています」と話していた中田さんが、初の朝ドラでどんな演技を見せてくれるのか、注目だ。

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