なにわ男子・道枝駿佑:24時間テレビSPドラマで主演 障がい者雇用を推進する町工場が舞台 「働くことの幸せを感じていただけたら」

24時間テレビスペシャルドラマ「虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ」で主演を務める道枝駿佑さん=日本テレビ提供
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24時間テレビスペシャルドラマ「虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ」で主演を務める道枝駿佑さん=日本テレビ提供

 人気グループ「なにわ男子」の道枝駿佑さんが、日本テレビで8月26、27日の両日放送される「24時間テレビ46」内のスペシャルドラマ虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ」で主演を務めることが明らかになった。

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 ドラマは、日本でシェア約7割を占めるチョーク製造販売会社「日本理化学工業株式会社」がモデルで、原作は小松成美さんの「虹色のチョーク 働く幸せを実現した町工場の奇跡(幻冬舎文庫)。同社では、まだ障がい者雇用が義務化されていなかった1960年に初めて知的障がい者を雇用して以来、一貫して障がい者雇用を推進してきた。現在91人の社員のうち66人が知的障がい者だという。

 道枝さんは、チョーク会社社長の息子、大森広翔(おおもり・ひろと)を演じる。広翔は、やりたいことが見つからないまま海外に短期留学するが、流されるままに父親が経営するチョーク会社に就職。社長である父と障がい者雇用を巡って衝突しながらも、障がいのある社員たちの労働への真摯(しんし)な姿勢から「働くことの幸せ」を学んでいく。

 クランクイン前、道枝さんはドラマのモデルとなった大山隆久社長に工場を案内してもらい、さまざまなエピソードを聞いたという。例えば、曲がったチョークを選別する作業の中で、障がいのある従業員が判別に迷って全体の流れが止まってしまうという問題が起きた。その解決のために、判別が難しいものを入れる箱を新たに作ると作業がスムーズになったという。道枝さんは「『誰かのために考えたことがみんなのためになる』、この社長の言葉がすごく印象に残っています」と振り返った。

 道枝さんは「(演じる)広翔は、最初は障がいのある従業員の方との接し方に戸惑ったり、工場の経営が厳しいのに障がい者雇用を減らしたりやめたりしない父親に反発するのですが、工場のみんなと時間を過ごしていくうちに、少しずついろんなことに気づいて変わっていく、その成長の過程をしっかりと演じられたらなと思います。このドラマを見ていただくすべての皆さんに、働くことの幸せを感じていただけたらいいなと思います」とコメントした。

 「虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ」は、8月26日午後9時ごろから放送される。

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