武田鉄矢:明かされた「幸福の黄色いハンカチ」抜擢のきっかけ 山田洋次監督からサプライズで手紙 「徹子の部屋」で

「徹子の部屋」に出演した武田鉄矢さん=テレビ朝日提供
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「徹子の部屋」に出演した武田鉄矢さん=テレビ朝日提供

 俳優の武田鉄矢さんが、7月26日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。演技未経験だった武田さんが大抜擢された映画「幸福の黄色いハンカチ」(1977年)を手がけた山田洋次監督について語った。

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 武田さんは当時を振り返り「本当に不思議でしてね。私ごときをなぜ監督さんはご指名なさったのかっていう。ずっとそれは生涯を通じて考え続けたんですよ」とコメント。黒柳さんが山田監督からサプライズで手紙を受け取ったことを伝えると、武田さんは「えっ!」とを上げた。

 山田監督は手紙の中で、プロデューサーが持って来た一枚のLPジャケットを見たことが武田さんを指名したきっかけだったと説明。「(ジャケットの)真ん中は両端の二人より背が低く、短い脚が曲がっていて、面長の顔はひときわでかい。なんとも印象的な彼、つまりリーダーの武田鉄矢くんを一目で気に入ってしまいました」とつづった。

 続けて、「後日、本人に会いましたが、話が極めてユーモラスであり、作家的なセンスの持ち主でした。僕はますます気に入って、彼を決めた次第です」と抜擢の理由を明かした。

 武田さんは「(山田監督は)永遠の師匠、永遠の(高倉)健さんと並ぶ先生です。撮影中にいろんなことを話してくださるんですけど、本当に心が震えるような話をなさるんですよ。その山田監督の声っていうのは、いまだに耳の奥に残っていますね」と感慨深げに語った。

 武田さんは、映画初出演にして、同作で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。黒柳さんが「すごいですよね」と称賛すると、武田さんは「全て監督のおかげですよ」と山田監督への感謝を口にした。

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