「マンガ大賞2021」で大賞に選ばれたことも話題のマンガが原作のテレビアニメ「葬送のフリーレン」の主人公・フリーレンと共に新たな旅を共にする“新パーティー”のキャストが発表され、市ノ瀬加那さんが魔法使いの少女・フェルン、小林千晃さんが戦士・シュタルクをそれぞれ演じることが分かった。フリーレン、フェルン、シュタルクが描かれたビジュアルも公開された。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　フリーレンの弟子として共に旅をすることになる魔法使いフェルンを演じる市ノ瀬さんは「初めて原作を読んだ時、なんてきれいな世界観なんだと驚きました。でもきれいな中にも切なさや温かさがあって心にじんわりと染みる作品だと思いました。壮大な物語とクスッと笑える日常のギャップがとても好きです。そして私の演じさせていただくフェルンは基本的には落ち着いた子なのですが、時にはお母さんのように見えたり、妹のようにも見えたり、いろいろな一面が少しずつ出てきて本当に可愛いんです。そんなフェルンを精いっぱい演じさせていただきます。よろしくお願いします！」と意気込みを語っている。

　過去にフリーレンと旅をしたアイゼンの弟子で、臆病ながら高い戦闘力を持つ戦士シュタルクを演じる小林さんは「シュタルクは身体能力こそ高いですが、強さも弱さも持ち合わせているすごく人間らしい人物。そんな彼の魅力をフリーレンたちとの旅の中で目いっぱいお見せできたらと思います。はかなく美しい世界をぜひ楽しみにお待ちください。よろしくお願いいたします！」とコメントを寄せている。

　「葬送のフリーレン」は、山田鐘人さん原作、アベツカサさん作画のマンガで、「週刊少年サンデー」（小学館）で2020年4月に連載をスタート。勇者一行が魔王を倒した後の物語を描く“後日譚”ファンタジー。魔王を倒した勇者一行の魔法使いで、エルフゆえに長寿であるフリーレンが仲間の死を経験し、人を知るために旅をすることになる。コミックスの累計発行部数は880万部以上。

　アニメは、「ぼっち・ざ・ろっく！」などの斎藤圭一郎さんが監督を務め、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」などのエバン・コールさんが音楽を担当する。「サマーウォーズ」などのマッドハウスが制作する。種崎敦美さんが主人公・フリーレンを演じるほか、岡本信彦さん、東地宏樹さん、上田燿司さんが声優として出演する。

　初回は2時間スペシャル「初回2時間スペシャル ～旅立ちの章～」として、日本テレビの映画枠「金曜ロードショー」で9月29日午後9時から放送される。金曜ロードショーでテレビアニメシリーズの初回を放送するのは初めて。初回以降は、10月に開設される日本テレビ系の新たなアニメ枠で放送される。

　◇キャスト（敬称略）

　フリーレン：種崎敦美▽フェルン：市ノ瀬加那▽シュタルク：小林千晃▽ヒンメル：岡本信彦▽ハイター：東地宏樹▽アイゼン：上田燿司