柄本佑:「小津映画」のリメークドラマ第2話でWOWOWドラマ初主演

「連続ドラマW OZU~小津安二郎が描いた物語~」第2話に出演する(左上から時計回りに)国仲涼子さん、柄本佑さん、染谷将太さん、土村芳さん、白鳥廉君、小山蒼海君、渋川清彦さん=WOWOW提供
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「連続ドラマW OZU~小津安二郎が描いた物語~」第2話に出演する(左上から時計回りに)国仲涼子さん、柄本佑さん、染谷将太さん、土村芳さん、白鳥廉君、小山蒼海君、渋川清彦さん=WOWOW提供

 俳優の柄本佑さんが、WOWOWで放送される「連続ドラマW OZU~小津安二郎が描いた物語~」の第2話で主演を務めることが明らかになった。柄本さんがWOWOWのドラマで主演を務めるのは今回が初めて。

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 連続ドラマは映画監督・小津安二郎さんの初期のサイレント映画をオムニバス形式で、現代に置き換えた設定でリメーク。カラー映像で音声付き。

 第2話は1932年のキネマ旬報(キネマ旬報社)ベスト・テンで第1位を獲得した「大人の見る繪本 生れてはみたけれど」をリメークする。ドラマは子どもの純粋な目線を通して、大人の悲哀を描く物語。会社員の健介(柄本さん)は妻と息子2人と田園の広がる郊外に引っ越しをする。近所に住む専務に出世のために取り入ろうとする健介だが、息子たちは家では威厳のある父が上司の前ではこびる姿を知って反発する。

 柄本さんは「小津作品は見るものだと思ってました。まさかリメークという形で小津に関わる事ができる人生だったとは自分で驚きでした。にしても、『普遍』……難しかったです。が、 タフネスな吉田康弘監督の演出でとても楽しく、本当に楽しく演じることができました」とコメントした。

 併せて、国仲涼子さん、染谷将太さん、小山蒼海君、白鳥廉君、土村芳さん、渋川清彦さんの出演が発表された。国仲さんは健介(柄本さん)の妻・英子、染谷さんは健介が勤める会社の専務・岩崎、蒼海君は健介の⻑男・良一、廉君はその弟・啓二、土村さんは岩崎の妻・ 美恵、渋川さんはホームレスを演じる。

 ドラマは11月から毎週日曜午後10時、WOWOWプライム・WOWOW4K・WOWOWオンデマンドで放送・配信予定。

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