中川大志：「小津映画」リメークドラマ最終話で主演　演じる役は「とってもチャーミング」

　俳優の中川大志さんが、WOWOWで11月12日から放送が始まる「連続ドラマW　OZU～小津安二郎が描いた物語～」で、最終話の第6話「⻘春の夢いまいづこ」で主演を務めることが明らかになった。中川さんがWOWOWドラマで主演を務めるのは今回が初めて。

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　ドラマは、映画監督・小津安二郎さんの初期のサイレント映画を、オムニバス形式で現代に置き換えた設定でリメーク。カラー映像で音声付き。第6話では、1932年に公開された「⻘春の夢いまいづこ」をリメークする。中川さんのほか、渡辺大知さん、成海璃子さん、池内博之さん、坂ノ上茜さん、森優作さん、大朏岳優（おおつき・たけひろ）さん、芹澤興人さん、篠原篤さんが出演する。

　文武両道で何でも完ぺきにこなす堀野（中川さん）と、お調子者でどこか憎めない斎木（渡辺さん）は同じ大学に通う親友同士。堀野の父の死をきっかけに疎遠になった2人だが、数年後偶然に再会する。父のホテルを継ぎ社長になっていた堀野の誘いで、斎木は堀野のもとで働き始めるが、環境や立場が変わったことで2人の関係性が変わっていく。

　中川さんは「日本が世界に誇る小津安二郎監督の作品を、現代のクリエイターと役者達が、どう解釈して、新たな形で、今のお客様に届けられるのか、興味深いチャレンジだと感じました」とコメント。

　演じる役について、「堀野という男は、とても器用で、スマートで、だけど孤独で、とても不器用な人間でもありました。彼はとってもチャーミングで、僕自身大好きなキャラクターになりました。世代の近い近藤監督と、ディスカッションしながら進めていった現場は濃密で、⻘春な時間でした」と語った。

　「連続ドラマW OZU 〜小津安二郎が描いた物語〜」は、11月12日から毎週日曜午後10時、WOWOWプライム・WOWOW4K、WOWOWオンデマンドで放送、配信される。全6話。