特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズの新作「仮面ライダーガッチャード」(テレビ朝日系、日曜午前9時)で、ヒロイン・九堂りんねを演じる松本麗世(れいよ)さん。今作が連ドラデビューとなる15歳の高校1年生だ。「子供の頃から仮面ライダーが大好き!」という松本さんに今作の出演の裏側や、りんねの役作りについてなどを聞いた。
ウナギノボリ
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松本さんは2008年2月29日生まれ、鹿児島県出身。2018年、小学5年生のときに女子小学生向けのファッション誌「ニコ☆プチ」(新潮社)の専属モデルに。2021年に「ニコ☆プチ」を卒業後は、TikTok(ティックトック)やインスタグラム投稿で人気を博している。今年8月には、ティーン向けメディア「Seventeen(セブンティーン)」(集英社)の専属モデル“ミスセブンティーン2023”に就任した。
モデルとして活躍していたが、今作から本格的に俳優活動をスタートした。「ドラマや映画が好きで、この感動を届けられる人になりたいと思い、女優さんを目指しました」という。
オーディションでヒロイン役をつかんだが、仮面ライダーのオーディションを受けるのは2回目だった。
「前作の『仮面ライダーギーツ』では敵役のオーディションを受けていました。結果はダメだったのですが、今回ヒロインとして出演することができてとてもうれしかったです!」
仮面ライダーには強い思い入れがある。
「お兄ちゃんの影響で子供の頃から仮面ライダーが大好きでした。見ていた中では『仮面ライダーオーズ/OOO』(2010~11年)や、『仮面ライダー鎧武/ガイム』(2013~14年)が印象深いです。お兄ちゃんがライダーベルトも持っていたので、ヒーローごっこでも遊んでいました!」
現在高校1年生。オーディション合格の連絡は学校にいるときに携帯で受けたといい、「放課後に自習室で勉強していているときで、友達も周りにいたので騒げず、心の中で“大叫び”しました(笑い)」と明かした。
演じるりんねは、主人公の仮面ライダーガッチャード/一ノ瀬宝太郎(本島純政さん)の高校のクラスメート。成績優秀、品行方正な深窓の令嬢……だがそれは仮の姿で、実は学校の地下に隠された“錬金アカデミー”に通う錬金術師の少女。宝太郎がガッチャードに変身するのを目撃し、行動を共にするようになる。
偉大な錬金術師だった父・風雅(石丸幹二さん)は、10年前に大事件を引き起こしてから姿をくらましていたため、一人で育ってきた……というキャラ。演じるにあたり、参考にしている“人”がいるという。
「『ドクターX』の米倉涼子さんを意識して演じています。力強さが大事なキャラなので、いつも参考にさせていただいています」
りんねには“ギャップ”を感じられる部分もあり、見どころだという。
「宝太郎の前ではツンツンしているのに、一人になると可愛く笑うこともあるんです。“ツンデレ”じゃんって思いました(笑い)。“ツンデレりんね”見どころです!」
ミニスカート姿も印象的だが、「脚を出すのにあまり慣れていなかったので、(スタッフから)『りんねは脚出しキャラ』と聞いたときはうわっ!って思いました(笑い)。けど、これは“自分を磨くチャンス”と思い、毎日ローラーでぐりぐりして、細くなれー!って頑張っています」。
撮影は1年間に及ぶ。1年後の“未来予想図”を聞くと、「目標はどんな役にでもなれる女優さん。なので、りんね役を通していろいろな自分の引き出しを見つけていきたいです」と力を込める。「この1年はガッチャード一筋で。あ! 勉強も頑張ります(笑い)!」と意気込んだ。
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