仮面ライダーガッチャード:主人公は高校生で“学園モノ”要素も 南野陽子や石丸幹二も出演 新ライダーの見どころ

「仮面ライダーガッチャード」第1話の一場面(C)2023 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映
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「仮面ライダーガッチャード」第1話の一場面(C)2023 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

 特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズの新作「仮面ライダーガッチャード」(テレビ朝日系、日曜午前9時)が9月3日にスタートする。「カードと錬金術」をモチーフとした令和5作目の仮面ライダー。ここでは既発の情報を基に見どころを紹介する。

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 ◇101枚のカードでバトル!? 物語の舞台は学校

 「仮面ライダーガッチャード」は、封印されていたカードから世に放たれてしまった101体の人工生命体“ケミー”を回収する使命を与えられた高校生・一ノ瀬宝太郎(本島純政さん)と、錬金術師たちが通う「錬金アカデミー」の生徒たち、錬金術を悪用する謎の集団「冥黒の三姉妹」のケミーを巡るバトルを描く。

 今作のキーアイテムとなるのは、“ケミー”が宿るカード「ライドケミーカード」だ。新ライダーはこのカードの力を組み合わせて戦う。話題となっているのはこのライドケミーカードの数。なんと作中に登場するカードは101枚に及ぶ。

 宝太郎はこの膨大なカードの中から2枚を選び、ドライバーで錬金することで仮面ライダーガッチャ―ドに変身するが、その組み合わせの妙によってさまざまなフォームが登場するという。相当数のフォームが登場することが予想できるが、どんな組み合わせでどんな力が生まれるのか、想像が膨らむ。

 物語の舞台は錬金アカデミーという学校で、いわゆる“学園モノ”の要素があることも分かっている。仮面ライダーで“学園モノ”といえば「仮面ライダーフォーゼ」(2011~12年)があったが、今作ではどのようなドラマが展開するのか注目だ。

 ◇ヒロイン役は高校1年生の15歳! 今作で連ドラデビュー

 主人公の宝太郎を演じるのは18歳の本島純政さん。昨年、ABEMAの恋愛リアリティーショー「今日、好きになりました。卒業編2022」に出演して話題となり、今年3月に芸能事務所「アミューズ」に所属したばかりの新人俳優だ。

 ヒロインの九堂りんね役は15歳の松本麗世(れいよ)さん。ティーン向けメディア「Seventeen(セブンティーン)」(集英社)の専属モデルオーディションで、応募者2971人の中から選ばれた「ミスセブンティーン2023」の5人の内の1人で、今作が連ドラデビューとなる高校1年生だ。

 まだ演技経験の浅い2人だが、この1年間で俳優としてどのように成長していくのかも楽しみだ。

 ◇主人公母の南野陽子 かつての“スケバン刑事”のアクションは?

 そして、話題のキャスティングとなっているのが南野陽子さんと石丸幹二さんだ。南野さんは宝太郎の母・一ノ瀬珠美、石丸さんがりんねの父で卓越した錬金術師・九堂風雅(ふうが)を演じる。

 若手キャストの脇をしっかりと固めるベテランという構図で、作品に厚みが出るだろう。気になるのが、同じ東映作品の「スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説」(1985~86年)に出演していた南野さんのアクションシーンがあるのかどうか。

 「女手一つで定食の店を切り盛りしている母」という設定で、いわゆる戦闘からはほど遠い立ち位置となるが、やはり南野さんのアクションには期待してしまう。

 制作発表会見では、南野さんが司会者から「アクションはないんですか?」と聞かれる一幕があったが、そのときは「まだそんなに撮っていないので先は分かりませんが、1年間ありますから。(私は)やりたい気持ちもあるが、膝が……(笑い)」と話していた。“コンディション次第”では実現するのか、期待が高まる。まずは3日放送の第1話のオンエアを待ちたい。

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