SHY：テレビアニメが10月2日スタート　敵組織“アマラリルク”キャストに田村睦心、沢城みゆき、日高里菜

　「週刊少年チャンピオン」（秋田書店）で連載中の実樹ぶきみさんの人気マンガが原作のテレビアニメ「SHY（シャイ）」が、10月2日深夜からテレビ東京ほかで放送されることが分かった。主人公・シャイらヒーローの敵対組織・アマラリルクのキャストも発表され、田村睦心さんがリーダーのスティグマ、沢城みゆきさんが氷を操る力を持つツィベタ、日高里菜さんが万物を引き寄せる能力を持つクフフをそれぞれ演じることが分かった。シャイやアマラリルクのメンバーが登場するPVがYouTubeで公開された。

ウナギノボリ

10年前の朝ドラ「花子とアン」　当時の吉高由里子インタビュー

　アマラリルクを率いる謎の少年・スティグマを演じる田村さんは「スティグマはアフレコを回数重ねた今でも難しい人です。彼の中は空っぽで、誰を対象に話しているかも分からない、本当は何を思っているかもわからない……でもそんな分からないだらけな人だからこそ引き込まれてしまうのかも。気になっちゃうのかも。シャイと関わっていく上でだんだん彼の中が埋まっていくのか、それともあるものが見えてくるのか。楽しみです！　それにしても『SHY』、心が熱くなる作品です！　皆さんに笑って泣いてほしい！！　よろしくお願いします！」とコメントを寄せている。

　氷を操る能力を持ち、希望のないこの世界に絶望しているツィベタを演じる沢城さんは「とても緻密に感情表現がされている原作なので、とにかくそれを取りこぼさないよう、マンガと台本を照らし合わせながらせっせと慎重に作業しました。……彼女は、私が認識していたよりも100倍くらい優しい人だということが収録する中で分かってきて、これは大変だとおののきましたが、監督や音響監督の濱野（高年）さんに導いていただき一話一話進めていきました。苦戦したけれど、大好きな能登（麻美子）さんとありったけの経験値とパワーで呼応しながら収録できた体感がすがすがしく私の中で輝いています。原作が大好きです。どうかアニメも楽しんでいただけますように」と語っている。

　人を笑わせることが大好きで、万物を引き寄せる能力を持つクフフ役の日高さんは「クフフさんはとにかく楽しいことが大好きな女の子です。何を考えているのかつかみきれないところも多く不気味に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、演じる際はとにかく私自身が楽しんで、一人ミュージカルをしているかのごとくノリノリで演じさせてもらっています。ヒーローたちがさまざまな思いを抱えながら戦うシーンは格好よく、特に主人公のシャイちゃんの全身全霊で敵に挑む姿はめちゃくちゃ熱いです！　そして……すてきな役者の皆様とお芝居、掛け合いができてアフレコもほっんとうに楽しいです！　いよいよ10月から放送スタート。ぜひご覧ください！」と話している。

　「SHY」は、「週刊少年チャンピオン」で2019年から連載中。21世紀半ば、地球から戦争がなくなり、超人的な力を持つ各国のヒーローが平和のために活躍する世界を舞台に、日本代表の内気な14歳のヒーロー・シャイが仲間との戦いを通じて成長する姿を描いている。

　アニメは「がっこうぐらし！」「クズの本懐」などで知られる安藤正臣さんが監督を務め、「IS＜インフィニット・ストラトス＞」などのエイトビットが制作する。下地紫野さんが主人公のヒーロー・シャイ／紅葉山テルを演じる。

　◇キャスト（敬称略）

　シャイ／紅葉山テル：下地紫野▽小石川惟子：東山奈央▽えびお：杉田智和▽スピリッツ：能登麻美子▽スターダスト：三木眞一郎▽レディ・ブラック：鈴代紗弓▽ミェンロン：村瀬歩▽ユニロード：井上喜久子▽スティグマ：田村睦心▽ツィベタ：沢城みゆき▽クフフ：日高里菜