高山みなみ&林原めぐみ:「名探偵コナン 黒鉄の魚影」コナンと灰原の名場面語る 二人で「照れちゃう」

「名探偵コナン 黒鉄の魚影」の舞台あいさつの様子
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「名探偵コナン 黒鉄の魚影」の舞台あいさつの様子

 人気アニメ「名探偵コナン」の劇場版最新作となる第26弾「名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)」(立川譲監督)の舞台あいさつが9月6日、TOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区)で行われ、江戸川コナン役の高山みなみさん、灰原哀役の林原めぐみさんら声優陣が登場した。高山さん、林原さんは、同作のクライマックスの名場面であるコナンと灰原の水中のシーンについて語った。

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 水中シーンは、灰原のモノローグが印象的で、高山さんは「すごくきれいなシーンだし、今までになかった映像美というか。水中であんなに長いシーンもこれまでなかった。きれいですてきなシーンだな、切ないな、そして恥ずかしいな。照れちゃう」と語った。高山さんが「林原さんがあのシーンを見たら、照れない?」と林原さんに聞くと、「照れるね!」と笑顔を見せた。

 林原さんは同シーンについて「台本をもらった時にびっくりして、せりふを言うのが怖いというのは久しぶりでした。どれも正解だけど、どれも違うかもしれない」と語り、灰原が水の中に沈んでいく場面では「沈んでいく時の決意としては、みんなを巻き込んじゃいけないという思いとか、彼女が背負ってきたものを一緒に水の中で感じようと。キーワードとなるせりふよりも、宮野志保、シェリー、灰原という道のりをたどるような気持ち。(高山さんと)一緒に録(と)れたから、すごく素直にできた気がします」と収録の裏側を明かした。

 イベントは、同作のメインキャラクターである黒ずくめの組織にちなみ、「黒の日舞台挨拶(あいさつ)」と題して、“黒(96)の日”に声優陣が集結した。ジン役の堀之紀さん、ウォッカ役の立木文彦さん、ベルモット役の小山茉美さん、バーボン/安室透/降谷零役の古谷徹さん、キール/本堂瑛海役の三石琴乃さんも登場した。

 「黒鉄の魚影」は東京・八丈島近海にある世界の防犯カメラをつなぐための海洋施設・パシフィック・ブイを舞台に、黒ずくめの組織による女性エンジニアの誘拐事件が起きる。女性エンジニアが持っていたある情報を記録したUSBが組織の手に渡り、灰原哀に黒い影が忍び寄ることになる。4月14日に公開され、劇場版シリーズ史上初めて興行収入が100億円を突破したことも話題になっている。公開140日を超えるロングランヒットを続けており、9月3日時点で興行収入が136億円、観客動員数が966万人を突破している。

 「名探偵コナン」は、江戸川コナンが次々と起こる難事件を解決する姿を描いたマンガで、1994年に「週刊少年サンデー」(小学館)で連載をスタート。テレビアニメが1996年から放送されている。劇場版25作の累計興行収入は1000億円を突破している。

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