ゲゲゲの鬼太郎:劇場版「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」 初めて語られる“鬼太郎の父たちの物語” 新カット公開

「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の一場面(c)映画「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎」製作委員会
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「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の一場面(c)映画「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎」製作委員会

 故・水木しげるさんのマンガが原作のテレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」第6期の劇場版「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の新たなカットが公開された。主人公の鬼太郎の父(かつての目玉おやじ)と水木の二人が座敷牢の柵越しに密談するシーン、白髪の間から見つめる鬼太郎の父の顔、鬼太郎の父を鬼気迫る表情で見る水木や、謎の薬瓶を手に持つ水木などが描かれている。

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 同作では、鬼太郎の父が行方不明になった妻を探すため、恐怖の舞台となる哭倉村(なぐらむら)を訪れ、水木は血液銀行からの密命を背負い、日本の政財界を牛耳る龍賀一族に近づくことになり、“鬼太郎の父たちの物語”が初めて語られる。

 東京に憧れを持つ龍賀一族の沙代が水木を見て頬を赤らめるカット、同一族の長男・時麿の白塗りの顔のカットも公開。薄気味悪い哭倉村、まがまがしい鳥居、目玉をくわえるカラス、謎の妖怪も描かれている。

 「ゲゲゲの鬼太郎」は、主人公の鬼太郎が、ねずみ男、砂かけばばあら個性的な仲間の妖怪たちとさまざまな事件に立ち向かうマンガ。1968~69年にテレビアニメ第1期が放送され、以後半世紀以上にわたって愛され続けている。第6期は2007~09年に放送された第5期以来、約9年ぶりの新作で、フジテレビほかで2018年4月~2020年3月に放送された。ブラック企業、SNS依存、移民問題などが描かれたことが話題になったほか、モデル体形の美女となったねこ娘も人気を集めた。

 「ゲゲゲの鬼太郎」の劇場版が公開されるのは、テレビアニメ第5期の劇場版として2008年12月に公開された「劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!」以来、約15年ぶりで、水木さんの生誕100周年を記念して公開されることになった。

 「デジモンユニバース アプリモンスターズ」や「ゲゲゲの鬼太郎」第5期の劇場版「劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!」などを手がけた古賀豪さんが監督を務め、「マクロスF」「ワールドトリガー」などの吉野弘幸さんが脚本、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」で副監督を務めた谷田部さんがキャラクターデザインを担当する。関俊彦さんが鬼太郎の父、木内秀信さんが水木をそれぞれ演じる。11月17日に公開される。

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