中谷美紀:糖質制限で「人生が変わった」 25年ぶりの“月9”は「異色のドラマ」

ドラマ「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」で主演を務める中谷美紀さん(C)フジテレビ
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ドラマ「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」で主演を務める中谷美紀さん(C)フジテレビ

 10月9日にスタートするフジテレビ系“月9”ドラマ「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」(月曜午後9時)。二宮和也さん、大沢たかおさんと共にトリプル主演を務める中谷美紀さんが、自身の役柄や月9への思いを語った。

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 ◇「キャスターは演技派でなくてはならない」 フジのアナウンサーから講義

 ドラマは、クリスマスイブの1日の出来事を1クールかけて描く、謎と愛と奇跡の物語。横浜の埠頭(ふとう)で起きた銃殺事件の容疑をかけられた記憶喪失の勝呂寺誠司(すぐろじ・せいじ、二宮さん)、横浜・関内で三代続く老舗レストランでクリスマスディナーの準備に追われている孤高のシェフ・立葵時生(たちあおい・ときお、大沢さん)、銃殺事件の現場に直行したローカルテレビ局「横浜テレビ」の報道キャスター・倉内桔梗(くらうち・ききょう、中谷さん)、それぞれ別の人生を歩む3人の男女の物語が並行して進み、最後に運命の交錯を果たす。

 キャスター役を演じるに当たり、フジテレビの西山喜久恵アナウンサー、佐々木恭子アナウンサー、梅津弥英子アナウンサーの3人から「講義を賜りました」という中谷さん。

 「西山さんからは『キャスターは演技派でなくてはならない』という言葉をいただきました。例えば、お子様が虐待で亡くなった直後に、公園で藤の花が開花した……と、ただニュースを読むのではなく、感情をきめ細やかに意識していらっしゃるということを教わりました」と話す。

 中谷さんが演じる倉内は、記者からキャスターになり、自分自身の力で報道番組を作ってきた。

 「プライベートを捨てて、プライドを持ってスクープをとることに一生懸命になります。視聴者に伝えることを何よりも大切にしていて、情熱をかけていますから、ドラマの主人公のひとりとしては応援しやすいキャラクターだと思います」

 ◇大沢たかおと12年ぶりの共演 「イメージが崩壊していくような役柄」

 中谷さんと大沢さんは、TBS系のドラマ枠「日曜劇場」で2009年10月期、2011年4月期に放送された「JIN-仁-」以来、12年ぶりの共演となる。

 「大沢さんのことですから、おそらく徹底的に役作りをなさっていると思います。あの大沢さんがお料理をする姿は、セクシーなんじゃないかなと楽しみにしています。一方で、大沢さんのイメージが音を立てて崩壊していくような役柄でもあるので、演技の振れ幅を楽しみにしています」

 中谷さんは、1993年放送の月9ドラマ「ひとつ屋根の下」で役者デビュー。月9主演は今回が初めてで、出演も1998年の「Days」以来、25年ぶりとなる。

 「月9ドラマも必ずしも恋愛ドラマではなくなっていて、今回も異色のドラマだと思います。お客様の反応がとても楽しみですし、年齢問わず楽しんでいただけると思います。デビュー当時は緊張してガチガチに震えていたのを覚えているんですが、今回は二宮さんと大沢さんにおんぶに抱っこで、プレッシャーはお二人に押しつけようと思います(笑い)」

 “人はたった1日で変わることできる”というドラマのテーマから「自分が変わった経験」を聞くと、糖質制限をして「人生が変わった」という。

 糖質制限をしたきっかけは、映画「源氏物語 千年の謎」(2011年)で紫式部を演じたことだった。

 「当時の女性は下ぶくれの方が美しい……ということで、うどんなら3玉、ご飯も3杯食べました。するとニキビが次から次にできて、ビタミンB群も鉄分もビタミンもミネラルも不足して。糖質を制限したところ、ニキビが治りました。機嫌も良くなりました(笑い)」

 一見ストイックに見える中谷さんの役作り。それでも「『キングダム』にはかないません(笑い)」と大沢さんが演じた王騎将軍の名前を出し、「あそこまでは無理です。その前に体調が悪くなってしまうと思います」とリスペクトを口にした。

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