映画プリキュアオールスターズF:“ネタバレあり”スタッフトーク キュアシュプリーム秘話

「映画プリキュアオールスターズF」の一場面(c)2023 映画プリキュアオールスターズF製作委員会(c)ABC-A・東映アニメーション
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「映画プリキュアオールスターズF」の一場面(c)2023 映画プリキュアオールスターズF製作委員会(c)ABC-A・東映アニメーション

 人気アニメ「プリキュア」シリーズの劇場版アニメ最新作「映画プリキュアオールスターズF」(田中裕太監督)のイベント「『映画プリキュアオールスターズF』“F”ナイト【応援上映&スタッフトーク】」が10月6日、新宿バルト9(東京都新宿区)で開催された。田中裕太監督、脚本の田中仁さん、総作画監督・キャラクターデザインの板岡錦さん、東映アニメーションの村瀬亜季プロデューサー、ABCアニメーションの田中昂プロデューサーが登壇し、“ネタバレあり”で劇場版オリジナルキャラクターのキュアシュプリームについて語った。

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 劇場版には、オリジナルキャラクターとして坂本真綾さんが演じるキュアシュプリーム/プリム、種崎敦美さんが演じるプーカが登場する。田中裕太監督は、キュアシュプリームについて「異界からきた神というイメージなんですね。だから真っ白なんです。プーカを生み出したことで、完璧じゃない不完全な存在になった。真っ白ではなくなった」と明かした。

 村瀬プロデューサーが「シュプリームの足音が最高ですよね」と話すと、田中裕太監督は「いい音ですよね。効果音の打ち合わせで、シュプリームは異質な生き物、足音に特徴を付けたい……とお話しました。足音だけじゃなくて、きぬずれも加工されていて、声以外の音に加工がされています」と語った。

 劇場版に登場する“謎のロゴ”が話題になると、田中裕太監督は「基となる単語があって崩しています。形が残っているので、目を細めてみると読めるかもしれません。結構難易度が高いと思います。映画だと一瞬で見えないので」と話した。

 劇場版は、第1弾「ふたりはプリキュア」から放送中の第20弾「ひろがるスカイ!プリキュア」までテレビアニメ全20シリーズの78人のプリキュアが集結する。歴代プリキュアが集結する劇場版アニメは、2018年公開の「映画HUGっと!プリキュア ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」(宮本浩史監督)以来、約5年ぶり。

 「Go!プリンセスプリキュア」や劇場版アニメ「映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!」「映画 スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて」などの田中裕太さんが監督を務め、田中仁さんが脚本を担当。同シリーズで数々の変身バンクや原画を手がけてきた板岡錦さんが総作画監督、キャラクターデザインとして参加した。9月15日に公開され、シリーズ史上最高のオープニング興行成績を記録するなどヒットしている。

 「プリキュア」シリーズは、普通の女の子が伝説の戦士プリキュアに変身し、さまざまな困難に立ち向かう姿を描いている。第1弾「ふたりはプリキュア」が2004年2月にスタートした。第20弾「ひろがるスカイ!プリキュア」がABCテレビ・テレビ朝日系で毎週日曜午前8時半に放送中。

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