よしながふみ:最新作「環と周」 “好きのかたち”描く輪廻転生の物語 「この人と出会えてよかった」

よしながふみさんの「環と周」のコミックス(C)よしながふみ/集英社

よしながふみさんの「環と周」のコミックス(C)よしながふみ/集英社

 「西洋骨董洋菓子店」「大奥」「きのう何食べた?」などで知られるマンガ家のよしながふみさんの最新作「環と周(たまきとあまね)」(集英社)のコミックスが10月23日に発売された。同作は「ココハナ」(同)で2022年11月に連載を開始し、今年7月まで隔月で連載された1話完結型のオムニバス作品で、現代、明治時代、江戸時代などさまざまな時代を舞台に、家族、友情、恋といったさまざまな“好き”の形が描かれた。全5話を通して読むと、関係のないように見えていた各エピソードの登場人物たちが輪廻(りんね)転生でつながっていることが分かる……という展開も読者を驚かせた。同作の構想が始まったのは約6年前で、よしながさんが長年温め続けてきた作品でもある。数々の映像化作品を世に送り出してきたよしながさんが「環と周」に込めた思いとは……。執筆の裏側を聞いた。

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