金曜ロードショー:ユゴー作「ノートルダムの鐘」を友情と冒険のアニメ映画に ミュージカルスターたちが吹き替え

アニメ映画「ノートルダムの鐘」の1シーン(C)1996 Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.
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アニメ映画「ノートルダムの鐘」の1シーン(C)1996 Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.

 11月24日の「金曜ロードショー」(日本テレビ系、午後9時)は「ノートルダムの鐘」(1996年)をノーカットで放送する。監督は、アニメ映画史上初のアカデミー賞作品賞ノミネート作となった「美女と野獣」(1991年)を手がけたゲイリー・トゥルースデイルとカーク・ワイズ。石丸幹二さんや保坂知寿さんらミュージカルスターの声と歌で吹き替え、作品を盛り上げている。

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 舞台は、15世紀末のパリ。空高くそびえ立つノートルダム大聖堂の鐘楼で、心優しい鐘つき男、カジモド(石丸さん)がひとりぼっちで暮らしていた。町の権力者で判事のフロロー(日下武史さん、歌:村俊英さん)に育てられたカジモドは、鐘楼の外へ出ることを許されず、いつも塔の上から街を眺めては自由を夢見ていた。

 年に一度の「道化の祭り」の日、カジモドは、愉快な石像ガーゴイルたちに励まされ、生まれて初めて塔を抜け出す。偶然出会った美しい踊り子のエスメラルダ(保坂さん)に手を引かれ舞台に上がったカジモドは、仮装を競うコンテストに出場し、道化の王に選ばれる。しかし、カジモドが仮装をしていないことがバレて、観衆から物を投げつけられてしまう。

 様子を見ていたフロローは、カジモドをかばうエスメラルダを逮捕するよう、近衛隊長のフィーバス(芥川英司さん)に命令する。大聖堂に逃げ込んだエスメラルダに初めての愛を感じたカジモドは、彼女を逃がすが、一方、フロローもエスメラルダの美しさに邪悪な思いを寄せていた。

 フロローはエスメラルダの捜索を始め、民家に火を放ち罪なき街の人々を迫害する。命令に背いたフィーバスがフロローに命を狙われ重傷を負うが、エスメラルダに助けられ、大聖堂で治療を受ける。エスメラルダとフィーバスに恋が芽生えたことを知ったカジモドは、経験したことのない「心の痛み」を感じながら、大冒険に身を委ねていく。

 本作は、仏ロマン主義を代表するビクトル・ユゴーの名作『ノートルダム・ド・パリ』に着想を得 て制作。両監督ら「美女と野獣」のスタッフが集まり、友情と冒険の物語に仕立て上げた。

 4週連続で放送する「金曜ロードショーで見たい ディズニー長編アニメーション映画」特集。 次週12月1日は「プリンセスと魔法のキス」(監督・ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ、2010年)をノーカットで放送する。

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