WOWOWのボクシング番組「エキサイトマッチ~世界プロボクシング」で放送される「エキサイトマッチSP『寺地拳四朗vsブドラー』『那須川天心vsグスマン』」の本人解説の収録がこのほど行われ、那須川天心選手と寺地拳四朗選手が取材に応じた。自身の戦いぶりについて、那須川選手は「めちゃくちゃカッコいいなと思ったし、期待のできる選手。客観的に見て何を考えているのかわからないところがいい」と自画自賛するも、「自分で自分を褒めるのはあれですけど」と照れ笑いを浮かべていた。
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那須川選手は自分の試合を解説しながら振り返った感想を聞かれ、「いろんな課題が見えるなと感じた」と切り出し、「改めて見ると(ボクシング転向)1戦目から2戦目にかけて練習していたことが、ほぼ全部出せたので、できなかった部分を繰り返しやっていく作業をしていくだけだと思った。希望が見える試合で、(自分のボクサーとしての)伸びしろがまだまだある。次がまた楽しみ」と語った。
キックボクシングとは「相手選手との距離感が違う」という那須川選手は「だんだん感覚は改善されてきているけど、飛び級ではできない。うまくいっているかもしれないけど、自分の中で完璧なものが見えないのは逆に楽しい。そういう人生の方が絶対面白い。日々、発見。日々成長」と熱い口調で話した。
続いて取材に応じた寺地選手は、「また違う感じで見られたというのはある。忘れていた部分があるし、がっつり見る機会もなかなかないので良い機会でした」と感謝。良い試合だったかという質問には、「改めて見ると良い試合でした」とうなずき、「相手もすごくタフで、僕のペースにずっとついてきていた。さすが団体統一しているだけある。あんなに打ち合っていたのかと改めて思った」と試合を振り返っていた。
2024年1月下旬に次戦を控える寺地選手は、「KOで勝ちたい。そうできるように持っていく練習をしています。手数を増やしたいので、違う引き出しをどんどん作れたら」と意気込みを語った。
「エキサイトマッチSP『寺地拳四朗vsブドラー』『那須川天心vsグスマン』」は、寺地選手が元2階級制覇王者のヘッキー・ブドラー戦で、那須川選手がボクシング転向第2戦となったルイス・グスマン戦で、それぞれ本人解説を行う番組。長谷川穂積さんが解説を務める。12月11日午後9時からWOWOWライブ・WOWOWオンデマンドで放送・配信する。
なお、12月4日の同時刻には「WBO世界S・フライ級タイトルマッチ 中谷潤人対アルヒ・コルテス」を中谷潤人選手の本人解説で放送・配信する。
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