前田拳太郎＆駒木根葵汰：特撮ヒーロー2人が松本清張ドラマ「顔」出演　「正義の味方」とかけ離れた“ゲス男”に

　俳優の前田拳太郎さんと駒木根葵汰さんが、2024年1月3日午後9時からテレビ朝日系で放送される「松本清張ドラマプレミアム『顔』」に出演することが分かった。前田さんは特撮ドラマ「仮面ライダーリバイス」（2021～22年）で主人公を、駒木根さんはスーパー戦隊シリーズ「機界戦隊ゼンカイジャー」（同）で主人公を演じており、同時期放送の特撮作品のヒーロー2人がそろって出演。今作で2人は、ヒーローのイメージとはかけ離れた“ゲス男”を演じる。

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　ドラマは、松本清張が1956年に発表した同名短編小説を、後藤久美子さんと武井咲さんのダブル主演で、現代的にアレンジして実写化。殺人を犯した“覆面アーティスト”井野聖良（武井さん）と、犯行の唯一の目撃者で弁護士の石岡弓子（後藤さんが）が火花を散らす。

　前田さんが演じるのは、聖良の元恋人で駆け出し俳優の森尾亘。嫉妬深く、聖良を意のままに束縛しようとする。聖良から別れ話を切り出されて逆上。あられもない姿を撮った動画を武器に、聖良を引き留めようとする。

　前田さんは「今回の作品は『仮面ライダーリバイス』のプロデューサーさんと同じでしたので、どこか懐かしい気持ちでした。現場でもライダーのお話などさせていただきましたし、お芝居の中にも懐かしの要素が入っているかもしれないので、ぜひ皆さんにも探していただきたいです」とアピールした。

　駒木根さんが演じるのは、不良グループのリーダー・和田友彦。弓子の娘・紗由美（吉柳咲良さん）が裸にさせられている写真を入手。それをネタに弓子に金を払うよう脅す。ところが、動画が「思いもよらぬ者」の手に渡り、波紋を呼ぶ。

　駒木根さんは「心の内が分からない人間です。見てくださる方々にも嫌なやつだなと思われるように演じました」とコメント。「後藤さんの（30年ぶり地上波ドラマ）復帰作でドキドキ、ソワソワするような展開になっています。僕が演じる和田も、後藤さん演じる石岡弓子にいろいろ仕掛けていきます。盛りだくさんなドラマですのでお楽しみください」とアピールした。

　テレビ朝日では1月3日の「顔」に続き、1月4日には同じく松本清張作品を実写化した「ガラスの城」を波瑠さん主演で放送する。