俳優の竹中直人さんが、7月26日公開の映画「もしも徳川家康が総理大臣になったら」(武内英樹監督)に財務大臣・豊臣秀吉役で出演することが分かった。これまでNHK大河ドラマ「秀吉」(1996年)、「軍師官兵衛」(2014年)などで豊臣秀吉役を演じてきた竹中さんは、今回5度目の秀吉役となる。経済産業大臣・織田信長役でGACKTさんが出演することも発表された。
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原作は、ビジネス小説として異例の11万部を突破するヒットを記録し、コミカライズもされている眞邊明人さんの同名小説(2021年、サンマーク出版)。舞台はコロナ禍真っただ中の2020年、首相官邸でクラスターが発生し、総理が急死した日本。政府が最後の手段としてAIで復活させた歴史上の偉人たちが、“最強ヒーロー内閣”として、現代日本を導く様子を描く。
主人公の最強内閣のスクープを狙うテレビ局の新人記者、西村理沙を浜辺美波さんが演じる。最強内閣を率いる内閣総理大臣・徳川家康を野村萬斎さん、内閣官房長官・坂本龍馬を赤楚衛二さんが演じることが既に発表されている。
竹中さん演じる豊臣秀吉は、桁外れの構想力、実行力を併せ持ち、そのプロデュース
力で農民から天下人まで上り詰めた空前の成り上がり者。現代によみがえると、財務大臣として国家の財布を握り、驚愕(きょうがく)の政策を打ち出していく。
竹中さんは「豊臣秀吉役を演じるのは映画やドラマの作品としては5作目なので、オファーをいただいたときは『また秀吉!?』と思いましたね(笑い)。これまでドラマなどでも演じているので不思議な感じです」とコメント。
「撮影は笑っちゃうくらい大御所の方々が勢ぞろい(笑い)。一瞬たりとも息を抜けないなあ……なんて思っていました(笑い)」とユーモアを交えつつ、「野村萬斎さん演じる徳川家康、GACKTさん演じる織田信長、そして僕演じる豊臣秀吉。この3人がそろってもう大騒ぎ。本編では僕が演じる秀吉らしい“あるもの”を披露します。ぜひお楽しみにしてください」とアピールした。
最強ヒーロー内閣の紫式部、聖徳太子、北条政子、徳川吉宗、徳川綱吉、足利義満ら“偉人アベンジャーズ”を演じるキャストは今後発表される。
▽出演者、監督、プロデューサーのコメント全文(敬称略)
信長を演じるにあたって、普段よりも低いトーンで渋く話し、第六天魔王としての強さ、そして神経質で他人を寄せ付けない威圧的な空気感を表現することを特に意識しました。そんな役作りもあり撮影中は他の出演者のみなさんと仲良くなったらいけないのではないかと思いながら過ごしていたので、感じが悪く見えていたのかもしれません(笑い)。
武内監督からは「日本で一番かっこいい織田信長を演じてほしい」と撮影当初に言われ、正直、そこは問題ないかなと(笑い)。武内監督は一言で表すと“人間おもちゃ箱”。頭の中に完成形が描かれていて、その世界観にボクらが近づいていく。最初は意図が分からないこともあったけど、出来上がった作品を見ると、せりふの強さ、テンポと歯切れのよさ、シーンの強さのバランスが取れているんです。まさに天才です。
テーマ的にもこの作品が日本の明るい未来へとつながる一歩になればとてもうれしいです。皆さんに御覧いただき、それぞれの心に届くことを願っています。
豊臣秀吉役を演じるのは映画やドラマの作品としては5作目なので、オファーをいただいたときは、「また秀吉!?」と思いましたね(笑い)。これまでドラマなどでも演じているので不思議な感じです。
初めてご一緒した「のだめカンタービレ」のほか、大ヒット作品を数多く手掛けられている武内監督はあふれんばかりのエネルギーをお持ちのパワフルな方なのでとても頼もしい存在です。
そして撮影は笑っちゃうくらい大御所の方々が勢ぞろい(笑い)。一瞬たりとも息を抜けないなあ……なんて思っていました(笑い)。野村萬斎さん演じる徳川家康、GACKTさん演じる織田信長、そして僕が演じる豊臣秀吉。この3人がそろってもう大騒ぎ。本編では僕が演じる秀吉らしい“あるもの”を披露します。ぜひお楽しみにしてください。
戦国三英傑に相応しい、まさに理想のキャスティングが実現したと思います。GACKTさんには信長を演じるにあたって、心情が分からない、ある意味で妖艶な雰囲気を持つ“日本で一番かっこいい信長”をお願いしたのですが、本気でかっこいい。信長は乗馬シーンなど絵になる”魅せ場”のシーンが多くミステリアスで狂気のオーラをまとった姿に見ほれてしまいましたね。
そして竹中さんは「偉人ジャーズ」を引っ張るムードメーカーの秀吉として、コミカルで熱量の高いエネルギッシュな芝居を見せていただきました。撮影現場では口笛が鳴り響き、持ち前のユーモアで出演者、スタッフを和ませるチャーミングな竹中さんの姿とは裏腹に、クライマックスでのド迫力の演技には思わず涙しました。秀吉を演じさせたら、間違いなく日本一だなと改めて感じました。
偉人内閣を支える双璧として、最強のお二人をお迎えすることができました! 「鳴かぬなら、殺してしまえホトトギス」として知られる織田信長には、誰もが畏怖するカリスマが必要でした。GACKTさんはまさに、その超然とした存在感と何をしても絵になるたたずまいが、脚本からイメージする帝王像そのもの。実際、撮影に臨んだ姿は本当に信長がよみがえったのかと錯覚してしまうほどでした。
竹中直人さんは、AIが全国民のイメージを吸い上げて豊臣秀吉を再現したら……という作品設定の究極形。今回は財務大臣として辣腕(らつわん)を振るう役どころとして、秀吉のさらなる新境地をお願いしました。一流のエンターテイナーとして現代に爆風を引き起こす姿は、まさに「鳴かぬなら、鳴かせてみせようホトトギス」。前人未到かつ圧巻の秀吉像を魅(み)せていただきました。三英傑を筆頭に、まだまだ豪華な顔ぶれが集結する「偉人アベンジャーズ」にご期待ください!
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