俳優の大島優子さんが、マーベル初の本格ミステリーサスペンス映画「マダム・ウェブ」(S・J・クラークソン監督、2月23日公開)の日本語吹き替え版で、主人公の未来予知能力を持つマダム・ウェブ(キャシー・ウェブ)の声を担当することが2月8日、明らかになった。大島さんが実写映画の声優を務めるのは今作が初めて。
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アフレコ風景とインタビュー映像を収めたスペシャル映像も解禁された。マーベルファンだという大島さんは、今作のオファーを受けて「飛び跳ねるようにうれしかったです!」と語っている。
マーベルの原作コミックでは、未来予知でスパイダーマンを救う重要なキャラクターとして描かれているマダム・ウェブ。映画はマダム・ウェブ誕生の物語であり、本格ミステリーサスペンスとして描かれる。舞台はニューヨーク。救急救命士として働くキャシー・ウェブ(後のマダム・ウェブ)は、ある時、救命活動中に生死をさまよう大事故に巻き込まれる。それ以来、キャシーは未来が見えるようになる。そんなとき偶然出会った3人の少女たちが、黒いマスクの男に殺される悪夢のようなビジョンを見てしまう。それが未来に起きる出来事だと確信したキャシーは、少女たちを助けることを決意。不思議な力を使って何度も危機を回避するが、謎の男はどこまでも追ってくる。少女たちの“使命”とキャシーの能力の秘密とは……というストーリー。
昨年、第1子を出産したことを報告していた大島さんは、母になってからの演技への影響について「自然と(意識した演技に)なってたかもしれないですね。やっぱり誰かを守らなきゃいけないってなったら、とっさに手が出たり、守ろうとすると思うので。(3人の少女たちを必死に守るキャシーの姿に)母親として、なにかを守らなきゃいけないっていう、とっさに自然に生まれるものっていうのはすごく共感できるなって思います」と明かした。
実写映画の吹き替えが初めてという大島さんは、「アニメーションの吹き替えはいくつかやらせていただきましたが、全然違いますね! アクションは楽しいです! うなったりとか声を張り上げたりとか。殴られる、殴る声とかは普段出さないので、楽しかったです」と感想を語る。
キャシーが横転した車の中にいるけが人を救助するシーンのアフレコの際には、スタジオブースの中で本編と同じ動きを実際に自分でやってみることで、そのシチュエーションに合わせた声の出し方を工夫したという。「私は実際に動かないと声が違うってことも分からなかったので、わがままを言ってマイクの位置も変えさせていただきました」と話した。
黒いマスクの男、エゼキエルについて「とにかく敵のエゼキエルが……怖い! 最初見た時に、この敵、来たら本当に絶叫しちゃう!っていうくらいに怖いです」と印象を語り、「ぜひ吹き替えで、迫力あるスピーディーな展開を一緒に謎を解き明かすつもりで見ていただけたらなと思います。先が読めない展開でハラハラドキドキします。マーベルの他の作品を見ていなくても誰しもが楽しめる映画になっています」とメッセージを送った。
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