井手上漠:「もっと可愛くなってやろう」 美容専門学校に通い古着屋巡り、小説にも初挑戦 20歳→21歳の8カ月間を「情熱大陸」で放送

2月11日放送の「情熱大陸」に出演する井手上漠さん(C)MBS
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2月11日放送の「情熱大陸」に出演する井手上漠さん(C)MBS

 “可愛すぎるジュノンボーイ”として話題になったモデルの井手上漠(いでがみ・ばく)さんが、2月11日午後11時から放送されるドキュメンタリー番組「情熱大陸」(MBS・TBS系)に出演する。高校1年生だった2018年、第31回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでファイナリストに選出され一躍注目を集めた。芸能活動のほか、ジェンダーレスファッションや美容品のプロデュース、性に関するトークショーやイベントへの出演など多彩な活動をする井手上さんの素顔を紹介する。

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 井手上さんは島根県の隠岐諸島にある中ノ島(海士町)出身。2歳の時にウエディングドレスを目にし、美しいものにひかれるようになった。リカちゃん人形やプリキュアをこよなく愛し、男の子たちとサッカーするより女の子とママごとをする方が楽しかった。次第に「僕って変なのかな?」と思うようになり、周囲の目を気にし始め、男の子らしく振る舞おうとした。しかし、井手上さんの胸の内を見通していた母が口にした「漠は漠のままでいいんだよ」の一言で、髪を伸ばし、オシャレに熱中するようになった。

 番組では、井手上さんが20歳から21歳になるまでの約8カ月間を密着取材。モデルやドラマの仕事の現場での様子や、美容専門学校に通ったり、古着屋巡りを楽しんだりしている時の素顔など飾らない姿を撮影し続けた。成人式で掘り起こしたタイムカプセルの中身も披露する。井手上さんは中学3年生の時、「カラフル」と題した作文で「少年の主張全国大会」に出場し、文部科学大臣賞を受賞したことがあり、現在は小説に初挑戦しているという。

 「もっと可愛くなってやろう。もっともっと自分らしく生きてやろう」と、人に見えない努力によって性別の壁を乗り越えようとする井手上さんの生き方に迫る。

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