嘆きの亡霊は引退したい:“なろう系”ラノベが2024年テレビアニメ化 “最強勘違い”ファンタジー メインキャストに小野賢章、久保田未夢

「嘆きの亡霊は引退したい」のティザービジュアル(C)槻影・チーコ/マイクロマガジン社/「嘆きの亡霊」製作委員会
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「嘆きの亡霊は引退したい」のティザービジュアル(C)槻影・チーコ/マイクロマガジン社/「嘆きの亡霊」製作委員会

 小説投稿サイト「小説家になろう」などで人気のライトノベル「嘆きの亡霊は引退したい ~最弱ハンターによる最強パーティ育成術~」が、2024年にテレビアニメ化されることが分かった。タイトルは「嘆きの亡霊は引退したい」で、声優の小野賢章さんが主人公のクライ・アンドリヒ、久保田未夢さんがヒロインの一人、ティノ・シェイドをそれぞれ演じることも発表された。たかたまさひろさんが監督を務め、ゼロジーが制作する。

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 同作は、槻影さん作、チーコさんイラストのライトノベル。「小説家になろう」で2018年に連載を開始し、GCノベルズ(マイクロマガジン)からライトノベルが刊行されている。トレジャーハンターたちの黄金時代、才能がありすぎる幼なじみたちで結成されたパーティー「嘆きの亡霊(ストレンジ・グリーフ)」でリーダーに据えられた、何の才能もない主人公・クライが、周囲から勘違いされながら、最強パーティーのリーダーとして名をはせていく……というストーリー。コミカライズも人気を集めている。シリーズ累計発行部数は約130万部。

 「千変万化」の二つ名を持ち、神算鬼謀と噂されるレベル8ハンターだが、実は才能もやる気もない、運が悪いだけの凡庸な人間、クライを演じる小野さんは「勘違いによって物語は面白くなると日ごろから思っていますが、これほど勘違いだらけの作品に出会えるとは!! そして参加できるとは!!! 面白くて面白くて、あっという間に最新話に追いついてしまいました! 原作小説、マンガの勢いと勘違いそのままに、さらにパワーアップしたものをお届けできるよう頑張ります! いや、嘆きます!お楽しみに!」と意気込みを語っている。

 クライの後輩ハンターのティノを演じる久保田さんは「オーディションを受けるにあたり原作を読ませていただいたのですが、読めば読むほどティノの可愛らしさだけじゃない強さが感じられて、心の底から、幸せになってくれ……って気持ちでいっぱいです!! ますたぁLOVEなティノがどんな動きをアニメで見せてくれるのか、私自身もすごくワクワクしています! みなさんも放送まで楽しみに待っていてくださるとうれしいです。よろしくお願いします!」と話している。

 原作者の槻影さんは「この度、皆様の応援のおかげで、『嘆きの亡霊は引退したい』がアニメ化することになりました! たくさんの方に協力いただき、とうとうとにかく動かないことで知られるクライも動くことになりました。もちろん動かないクライが動くのだからとにかく動くティノは皆様の想像以上に動くと思います。そして、原作5巻まで登場しなかったその他の幼なじみ達は果たして登場するのか!? 熱量が込められております。ご期待ください!」とコメントを寄せている。

 キャラクター原案のチーコさんは「ついに『嘆きの亡霊は引退したい』がアニメ化です、スゴイっ!! クライが動いてしゃべって空飛んで宝具を磨きます、スゴイっ!! 楽しみですねっ!! みんなで放送開始を心待ちにしましょう!! 今回のアニメ化で個人的にもアニメに関わるという夢の一つをかなえられることができました。アニメ化に関わっておられる方々に感謝です!!」と話している。

 コミカライズを手がける蛇野らいさんは「この度はアニメ化おめでとうございます! 人生で初めてコミカライズを担当させていただいたすてきな作品がアニメ化すると聞いた時は、喜びと驚きのあまり口からいろいろなものが飛び出してしまいそうでした(笑い)。個性豊かなキャラクターたちの元気いっぱいな姿(控えめ表現)を映像で見ることができると思うと、いち嘆きファンとして今からとても楽しみです!」と語っている。

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