日本映画の祭典「第47回日本アカデミー賞」授賞式が3月8日、東京都内で開催され、映画「怪物」(是枝裕和監督)の安藤サクラさんが最優秀主演女優賞に選ばれた。安藤さんは「ゴジラ-1.0」(山崎貴監督)で最優秀助演女優賞に選ばれており、主演と助演のダブル受賞となった。最優秀主演女優賞と最優秀助演女優賞を同時受賞するのは3人目で、第37回(2014年)の真木よう子さん以来10年ぶりの快挙となった。
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安藤さんは「本当にありがとうございます。本当に言葉が見つからないんですが……」と感極まった様子で、「いつも是枝監督は年齢も部署も問わず、みんなの意見を取り入れて撮影なさるんです。俳優部だけに限らず、このチーム、皆さんと一緒に作っているという感覚がとても心地よい現場でした」と振り返った。
今回で同賞の受賞が3回目となる安藤さんは、「いつもこうやって受賞させていただくと、“戦う”というか、本来なら『よっしゃ!』って喜べたらどんなにかっこいいだろうと思うんですけど、なかなかそれができないんです」と打ち明けた。「やってみたらそういう気持ちになれるというのはあると思うので」と前置きし、「よっしゃ! やった!」と声を上げた。
そして、他部門受賞が予想され、自身も最優秀助演女優賞に輝いた「ゴジラ-1.0」について触れ、「これでゴジラの牙をまた1本抜いたけど、なんか複雑……」と語り、会場を笑わせていた。
映画は、小学生の一人息子の異変の原因を追究するシングルマザー・麦野早織(安藤さん)、掴み所のない担任教師、いじめ行為を疑われる子供たちの3つの視点からエピソードを描き、正義とは何か、「怪物」とは何かを問いかける。
綾瀬はるか「リボルバー・リリー」▽安藤サクラ「怪物」▽杉咲花「市子」▽浜辺美波「ゴジラ-1.0」▽吉永小百合「こんにちは、母さん」
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