原菜乃華:「日本アカデミー賞」新人俳優賞受賞 ファンだった「ミステリと言う勿れ」出演で苦悩も「何度も助けていただいた」

「第47回日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞した原菜乃華さん(C)日本アカデミー賞協会
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「第47回日本アカデミー賞」新人俳優賞を受賞した原菜乃華さん(C)日本アカデミー賞協会

 「第47回日本アカデミー賞」の授賞式が3月8日、東京都内で開かれ、映画「ミステリと言う勿れ」(松山博昭監督)で新人俳優賞を受賞した俳優の原菜乃華さんが出席。「こんなに素晴らしい賞をいただけるなんて思っていなくて夢のようです」と喜びを語った。

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 原さんはもともと同作のドラマのファンだったといい、「撮影中もずっと自分なんかで良いのかという思いがあった」と吐露。しかし、「松山監督、菅田将暉さんはじめ、キャストの皆様、スタッフの皆様が本当に温かくて、何度も助けていただいて、なんとか演じきることができたのかなと思います」と涙をにじませた。

 新人俳優賞は、映画初出演でなくとも、主演・助演クラスの大役を演じ、印象を与えた俳優に贈られる。原さんは「ミステリと言う勿れ」で、主人公の久能整(くのう・ととのう、菅田さん)を名家の遺産相続に強引に巻き込む高校生・狩集汐路役を演じた。「はらはらなのか。」(2017年)で長編映画初主演を務め、キーパーソンを演じた「罪の声」(2020年)や「すずめの戸締まり」(2022年)の主演声優などで注目を集める。昨年はNHK大河ドラマ「どうする家康」などに出演し、話題となった。

 ◇新人俳優賞は以下の通り(敬称略)

 アイナ・ジ・エンド「キリエのうた」▽桜田ひより「交換ウソ日記」▽原菜乃華「ミステリと言う勿れ」▽福原遥「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」▽市川染五郎「レジェンド&バタフライ」▽黒川想矢「怪物」▽高橋文哉「交換ウソ日記」▽柊木陽太「怪物」

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