日本映画の祭典「第47回日本アカデミー賞」授賞式が3月8日、東京都内で開催され、怪獣映画「ゴジラ」シリーズの最新作で、神木隆之介さんが主演を務める「ゴジラ-1.0」(山崎貴監督)が作品賞に輝いた。ほかにも脚本賞、助演女優賞、美術賞、撮影賞、照明賞、録音賞、編集賞と最多8部門で最優秀賞を獲得した。
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山崎監督は「ゴジラの牙が戻ってきて良かったです。作品賞って、スタッフ、キャスト全員でお祝いできるのでめちゃくちゃうれしいです」と喜びを噛みしめた。
神木さんは「スタッフやキャストの皆さんが一丸となってゴジラに立ち向かって、本当にゴジラに引っ張っていってもらえたなと思いますし、皆様にも引っ張ってもらえて、今こうやってあいさつをさせていただいて、本当に感謝の気持ちとおめでとうございますの気持ちでいっぱいでございます」とスピーチ。
浜辺美波さんは「この作品に携わることができて本当にうれしく思います。こんなことなら毎日撮影に見学に行っていればよかったなと何だか悔しく思っています。私が言うことじゃないですけど、スタッフの皆さん、キャストの皆さん、全ての方にこのトロフィーを切り刻んでお渡ししたいくらいです」と感謝を口にした。
映画は、1作目「ゴジラ」の公開から70周年を迎えることを記念して製作。焦土となった戦後の日本に現れたゴジラが、日本を「負(マイナス)」へとたたき落とす。「ALWAYS続・三丁目の夕日」(2007年)、「STAND BY ME ドラえもん」(2014年)などの山崎監督が脚本、VFX(視覚効果)も手がけている。神木隆之介さんが主演、浜辺美波さんがヒロインを務めるほか、山田裕貴さん、青木崇高さん、吉岡秀隆さん、安藤サクラさん、佐々木蔵之介さんらが出演している。
同賞は日本の映画芸術、技術、科学の向上発展のために設けられ、選考は日本アカデミー賞協会員の投票で実施される。今回の選考は、2023年1月1日~12月31日に公開された作品が対象。羽鳥慎一さんと岸井ゆきのさんが司会を務めた。
「怪物」▽「ゴジラ-1.0」▽「こんにちは、母さん」▽「福田村事件」▽「PERFECT DAYS」
最優秀監督賞 ヴィム・ヴェンダース「PERFECT DAYS」
最優秀脚本賞 山崎貴「ゴジラ-1.0」
最優秀主演男優賞 役所広司「PERFECT DAYS」
最優秀主演女優賞 安藤サクラ「怪物」
最優秀助演男優賞 磯村勇斗「月」
最優秀助演女優賞 安藤サクラ「ゴジラ-1.0」
最優秀アニメーション作品賞 「君たちはどう生きるか」
最優秀外国作品賞 「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」
話題賞/俳優部門 山田裕貴
話題賞/作品部門 「キリエのうた」
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