全領域異常解決室
第7話 すべてお話します 物語はここから始まった
11月20日(水)放送分
趣里さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(月~土曜午前8時ほか)の第23週「マミーのマミーや」(第107~111回)が3月4~8日に放送された。同週の放送をSNSで盛り上がったコメントなどで振り返る。
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「ブギウギ」は、「東京ブギウギ」や「買物ブギー」などの名曲を歌った戦後の大スター、笠置シヅ子(1914~85年)が主人公のモデル。激動の時代、ひたむきに歌と踊りに向き合い続けた歌手の波瀾(はらん)万丈の物語。原作はなく、登場人物名や団体名などは一部改称し、フィクションとして描く。
第107回は、柴本タケシ(三浦りょう太さん)がマネジャーになって2カ月がたったある日、スズ子は羽鳥(草なぎ剛さん)からアメリカ公演に行かないかと持ちかけられる。スズ子は、娘の愛子を連れて行くことはできないと聞き、迷ってしまう。スズ子は歌手として成長したい気持ちと、母として娘より歌を選んでいいのかという気持ちの間で揺れていたが、羽鳥の妻・麻里(市川実和子さん)に背中を押され、渡米を決意する。
スズ子は愛子に「マミー、アメリカに行くことに決めたで。ちょっとの間、離ればなれになるけど堪忍な」「マミーも愛子と離れるんは寂しい。せやけどマミー、外国で歌ってみたいねん」と正直な思いを伝える。スズ子と離れたくない愛子は、「嫌や! 絶対嫌や! マミー行かんとって!」とスズ子の膝に顔をうずめ、大泣きした。
実年齢6歳で2歳の愛子を演じる小野美音ちゃんの涙の演技に、SNSでは「この子天才か」「計り知れぬ表現力」「めっちゃうまい泣き方だな」「本当に細かい芝居だなぁと毎回感銘を受けている」「愛ちゃんが泣くと胸がキュッてなる」など、称賛の声が上がった。
第108回は、渡米するスズ子の「お見送りショー」が開催され、おミネ(田中麗奈さん)ら有楽町の“パンパンガール”も応援に駆けつけた。公演前の楽屋ではスズ子に真っ赤なバラの花束をプレゼントした。
ステージの幕が上がると、スズ子は「ワテは一回りも二回りも大きなって帰ってきます!」と宣言。最後に「東京ブギウギ」を熱唱すると、会場のボルテージは最高潮に。イントロが流れると、おミネたちはステージに駆け寄り大興奮。ノリノリで踊り、スズ子のステージを全力で楽しんでいた。
第96回(2月16日放送)以来の登場となったおミネに、SNSでは「ずーっと変わらない付き合いなのがうれしい」「すっかり親衛隊になってる」「心強さハンパないなw」といった声が上がっていた。
第109回は、スズ子は叔父・松吉(木内義一さん)から電報で、がんで闘病生活を送っていた梅吉が危篤になったと知らされ、愛子を連れて香川へと向かう。香川に到着したスズ子は、病床に伏す梅吉(柳葉敏郎さん)と対面。すっかり弱ってはいたものの、久しぶりの再会を喜ぶ。
香川で梅吉が経営していた写真館は繁盛し、梅吉はカメラを持って外出しては、村の人たちを撮影し、人気者になっていたという。梅吉の闘病で写真館はたたんでしまったが、撮影した写真は倉庫に大事に保管してあった。梅吉が撮った写真を倉庫で眺めて家族写真などに目を潤ませていたスズ子だったが、そばに置いてあったアルバムを開いてみると、中には水着姿の女性の写真が収められており、スズ子は「何やこれ!」とドン引きしていた。
第89回(2月7日放送)で、梅吉が出産後のスズ子を訪ねて来た際、写真館での仕事について「水着のおなごを……」と言いかけて言葉を濁したシーンがあり、SNSでは「やっぱり撮ってたー!」「飾ってる写真にホロリとしていたのに。私の涙、返してw」「しんみりしていたところで水着のセクシーピンナップ集」「梅吉らしいわ」といった声が上がった。
第110回は、医師から「今夜が山だ」と聞かされたスズ子は、眠っている梅吉の枕元に座り、ずっと梅吉とツヤ(水川あさみさん)、六郎(黒崎煌代さん)と血がつながっていないことが引っかかっていたと心情を吐露する。すると、梅吉は「ワシとツヤちゃんのホンマの子やけん、何も言う必要ないやろ」とつぶやき、「ワシとツヤちゃんとお前は血より濃いものでつながってんねや。六郎もな」「心と心でつながってんのや」と返す。そして、スズ子に「歌、聞かせてくれんか」とリクエストする。
梅吉は「『父ちゃんブギ』で頼むわ」と、「東京ブギウギ」の替え歌を歌い出す。スズ子も一緒に「父ちゃんブギ」を涙ながらに歌った。すると梅吉との思い出が一気によみがえり、スズ子は「嫌や!」と言って梅吉の胸にしがみついて涙を流した。
父娘の別れのシーンに、SNSでは「涙腺崩壊」「父ちゃんブギが耳から離れないよ」「梅吉にすがりついて号泣するスズ子にもらい泣き」「血よりも濃い心でつながってる。梅吉の言葉が胸に響いて涙」といった声が上がった。
第111回は、梅吉が亡くなり、スズ子は、葬儀に参列していた杖をつきながら歩く初老の女性と目が合う。それは、およそ15年前に一度だけ話をしたことがあるスズ子の生みの親のキヌ(中越典子さん)だった。あのときは幼かった2人の息子たちも、立派な青年となっていた。スズ子は、息子たちに愛子と遊んでもらい、松林でキヌと2人で話をする。
キヌが今、幸せに暮らしていることを確認したスズ子は、別れ際、キヌに「また、会いましょね」と声をかける。キヌは笑顔で「はい……また……」と返した。去ろうとする背中ごしにスズ子は愛子から「あのおばあちゃん、誰?」と尋ねられ、「マミーのマミーや」とはっきりと答えた。その声を聞き、キヌは感極まった様子で目を潤ませていた。
SNSでは「こんなん泣くわ」「涙止まらん」「マミーのマミーで号泣」「今週のタイトル回収」「胸熱」といった声が並んだ。
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