光る君へ:吉高由里子、石山寺初訪問で「感慨深く」 紫式部も見た風景「一つ一つの瞬間を記憶におさめて」  

滋賀県大津市の石山寺を初めて訪問した吉高由里子さん(C)NHK
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滋賀県大津市の石山寺を初めて訪問した吉高由里子さん(C)NHK

 NHK大河ドラマ光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)で主人公・まひろ(紫式部)を演じる俳優の吉高由里子さんが3月30日、滋賀県大津市の石山寺を初めて訪問した。同地は、平安時代に紫式部本人も参拝したと言われている。吉高さんは「紫式部が実際に来ていた場所に、今生きている私が訪れていること。同じ風景を見ていたんだな、と感慨深くなりました」と明かした。

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 また「そびえ立つ硅灰石の存在感も大きくて、石段を息があがりながらもたどり着きたいといわれる場所に初めて足を運ぶことができました。一つ一つの瞬間を記憶におさめて帰りたいです」と語った。

 吉高さんは参拝後は、石山寺座主の鷲尾龍華(わしおりゅうげ)さんと対談した。

 「石山寺が登場する第15回では、まひろは思いもよらない人物と出会います。ずっと都にいたまひろはワクワクしただろうなと。もし今の私が参籠する機会があれば、秋のもみじなど四季折々の日本の風情を眺めていたいです」とも話し、「平安時代でも人間らしさや喜怒哀楽の部分は変わっていないだろうなと思いますし、楽しいことや悲しいことがあるから物語が弾んでいくと思います。イメージし、自分に引き寄せながら、役作りに挑戦していきます」と気持ちを新たにしていた。

 「光る君へ」は63作目の大河ドラマ。平安時代中期の貴族社会が舞台で、のちに世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を書き上げた紫式部(まひろ)が主人公となる。脚本を、2006年の「功名が辻」以来、2度目の大河ドラマ執筆となる大石静さんが手掛け、きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生を映し出す。

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