ウルトラマンアーク:「ウルトラマン」新作のテーマは「想像するチカラ」 主人公は隊長から新米へ “新人”戸塚有輝主演 辻本貴則がメイン監督

「ウルトラマン」シリーズの新作「ウルトラマンアーク」のビジュアル(C)円谷プロ (C)ウルトラマンアーク製作委員会・テレビ東京
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「ウルトラマン」シリーズの新作「ウルトラマンアーク」のビジュアル(C)円谷プロ (C)ウルトラマンアーク製作委員会・テレビ東京

 特撮ドラマ「ウルトラマン」シリーズの新作「ウルトラマンアーク」が制作され、テレビ東京系で7月6日から毎週土曜午前9時に放送されることが分かった。前作「ウルトラマンブレーザー」は、シリーズ史上初めて防衛チームの隊長が主人公だったが、新作は怪獣防災科学調査所(SKIP)に入所したばかりの“新米”調査員が主人公となる。新人俳優の戸塚有輝さんが、ウルトラマンに変身する23歳の主人公・飛世(ひぜ)ユウマを演じる。新作のテーマは「想像するチカラ」で、「ウルトラマンX」以降、「ニュージェネレーションウルトラマン」シリーズに監督として参加してきた辻本貴則さんが初めてメイン監督を務め、「ウルトラマン」シリーズで辻本監督とタッグを組んできた継田淳さんがシリーズ構成、メイン脚本を手がける。

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 日本国内の「ウルトラマン」のテレビシリーズは、1966年の「ウルトラQ」から始まり、前作「ウルトラマンブレーザー」までで27作品、海外向けに制作され、後に国内で放送された2作品も加えると、新作は30作目となる。子供たちの夢見る力をかき立て、希望に満ちた明るい未来への架け橋となる作品を目指し、明るくハートフルにして勇壮なヒーローを描く。主人公・ユウマは、豊かな想像の力を持ち、優しく真っすぐな性格で周囲に愛される元気いっぱいの青年で、はるかかなたの銀河系から地球へ降り立った光の使者が、ユウマと一体化し、巨大なウルトラマンアークとなり、迫り来る危機から人と地球の未来を守る。


 ユウマは、光の使者の力を宿したアークキューブという六面体に、神秘の変身アイテム・アークアライザーを装填することで、ウルトラマンアークに変身する。ウルトラマンアーク、アークアライザーは、幼い頃にユウマが描いた「さいきょうのヒーロー」「へんしんどうぐ」のスケッチと似た姿形をしている。

 ウルトラマンアークは、身長48メートル、体重3万2000トン。ユウマが想像の力を解き放つことで、はるかかなたの銀河系からやって来た光の使者・ルティオンと一体化して登場する。必殺技は、両手をクロスして放つアークファイナライズ。

 新作は、英語吹き替え版が同時期に配信されるほか、中国、香港、台湾、タイ、インドネシア、ベトナムで現地語吹き替え版の同時期放送・配信を予定している。YouTubeのウルトラマン公式チャンネルを含む配信サイトでも、英語、韓国語など世界11言語の字幕版で同時期配信を実施する。

 ◇戸塚有輝さんのコメント

 皆さん、初めまして! 飛世ユウマを演じます、戸塚有輝です。幼少期、怪獣やウルトラマンのフィギュアで遊んでいた頃の私にとって、地球とか宇宙は頭の中のイメージにだけ存在していました。そして、そのイメージが全てでした。今再びそのイメージの世界に入れることは純粋にうれしく、毎日が刺激的で、本当に夢のようです。飛世ユウマも夢のような世界の中で想像の力を武器に戦い、さまざまな出会いを経て成長していきます。その過程を見届けていただけたら幸いです。「ウルトラマンアーク」と出会う世界中の全ての人の思いに、期待に、応えられればと強く思います。私自身はまだまだ未熟な人間ですが、アークと共に力強く走り抜けます!

 ◇辻本貴則監督のコメント

 私が初めてウルトラマンシリーズに参加してから今期で8作目。ついに、いよいよ、いやまさかの!?メイン監督という大役を拝命いたしました。思えば私は「怪獣好き」「ミニチュア好き」を公言しておりましたが、実はコレ、世を忍ぶ仮の姿であり、本当はただの「ウルトラヒーロー大好きっ子(満52歳)」なのであります。本作のテーマは「想像するチカラ」。相手を思いやる想像力、夢を思い描く想像力、ヒーローになりたいと願う想像力……この作品で「想像するチカラ」が持っているパワーや素晴らしさをぜひ感じ取っていただきたい。そして私からあふれ出る「ウルトラヒーロー大好きシウム光線」も存分に浴びていただきたい、そんな思いでシュワッチ!!

 ◇継田淳さんのコメント

 本シリーズに初めて参加したのは「ウルトラマンZ」第18話、辻本監督のお声がけがきっかけでした。このたびはシリーズ構成・メイン脚本という役目を賜り、大きな喜びと同時に身が引き締まる緊張を感じています。私もご多分にもれずウルトラと聞けばテレビにかじりつき、無数の怪獣人形に囲まれて子供時代を送ったひとりです。あれから数十年、月日が流れても変わらぬ思いとは何か、自問自答しながら筆を進めました。ついに「ウルトラマンアーク」が走り出す今、その姿を皆さんと共に刮目(かつもく)して見守りたいと思います。

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