尾木ママ:高校で留年を経験「先生と口論になっちゃって」 母親からのアドバイスで教員の道へ 「徹子の部屋」で

「徹子の部屋」に出演した尾木直樹さん=テレビ朝日提供
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「徹子の部屋」に出演した尾木直樹さん=テレビ朝日提供

 教育評論家の「尾木ママ」こと尾木直樹さん(77)が、4月5日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。高校時代に1年留年したことを明かした。

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 「実は僕ね、高校時代にある教科の先生と口論になっちゃって。(先生は)『俺の授業なんて受けるな』っておっしゃられて、15歳の少年(尾木さん)は真に受けて『じゃ、出ません!』って授業をボイコットしちゃったんです」と振り返った尾木さん。

 「長距離の転勤で転校しなきゃいけなくなった。転校の書類作って、成績証明を持って受験に行ったら、編入試験の合格者の名前に僕だけなくて……」と明かす。校長室に呼び出され「受験の資格がない」と言われたという。

 実は、高校1年生の単位をもらえておらず、1年生を修了していなかったことが発覚。2年生に入れず、もう一度、1年生をやることになった。

 「他の子と違うなと、疎外感をすごく感じて。学校が自分の居場所じゃないと。県立図書館が近くにあったので、授業が終わって(午後)3時すぎるとそこへ直行して。夕食も食堂で食べて、(午後)9時の閉館までほとんど毎日図書館詰めしていました。そこで色々な本を読んで、それが今の評論家のためになってすごく役に立って」

 しかし、10代の尾木さんにとっては、苦しく、とてもつらかった出来事だった。そんな経験をした尾木さんが、就職活動で迷っていると、母親は「直樹はね、つらい思いを高校時代にしたから、不登校とか不良の子とかそういう子の気持ちがよく分かるいい先生になれるから、先生が向いていると思うよ」と言葉をかけた。

 「そういう子の味方になれるいい先生になろう」と決意し、教員になった尾木さん。「今もずっと教育に携わって。44年以上で、自分にとっては天職だなと。子どもたちが大好きなんです。いいアドバイスを母はしてくれたんだ、としみじみ思います」と語った。

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