猫の恩返し:金曜ロードショーで5月3日放送 原作は宮崎駿監督のオファーだった ジブリ“生きもの”特集も

「猫の恩返し」の一場面(C)2002 Aoi Hiiragi/Reiko Yoshida/Studio Ghibli,NDHMT
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「猫の恩返し」の一場面(C)2002 Aoi Hiiragi/Reiko Yoshida/Studio Ghibli,NDHMT

 スタジオジブリの劇場版アニメ「猫の恩返し」(森田宏幸監督、2002年公開)が、日本テレビの映画枠「金曜ロードショー」で5月3日午後9時から放送されることが分かった。本編ノーカット放送。

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 「猫の恩返し」は、スタジオジブリの劇場版アニメ「耳をすませば」(近藤喜文監督、1995年公開)の原作者でもある柊あおいさんのマンガ「バロン~猫の男爵」(徳間書店)が原作。普通の女子高生のハルが猫に招かれ、猫の姿に変身し、冒険を繰り広げる。「耳をすませば」の主人公・月島雫が描いた物語という設定で、猫男爵の人形・バロンや、怪しいブタネコ・ムーンのような猫が登場する。

 「猫の恩返し」には、宮崎駿監督が企画として参加しており、原作の「バロン~猫の男爵」は、宮崎監督からの依頼で、柊さんがストーリーを考え、描き下ろした。宮崎監督からは、「耳をすませば」に登場したバロンとムタ(ムーン)、地球屋を使ってアニメの原作を描いてほしいという依頼を受けたという。

 柊さんは、物語を考え始めた時、バロンとムタが活躍する以上、自分が普段描いている少女マンガではなく、ファンタジーとして展開させていくことを考えた。ファンタジーを描くとなると、見る人が感情移入して一緒に物語の世界に入っていけるような人物が必要と感じ、どこにでもいる普通の17歳の女子高生・ハルというキャラクターが生まれた。

 5月3日の番組後半では、スタジオジブリ作品に登場した“生き物”を紹介する「ジブリ作品の様々な生きもの」を放送する。

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