君とゆきて咲く～新選組青春録～：“イヌブラザー”柊太朗が原田左之助、“キラメイシルバー”庄司浩平が斎藤一に！　「歴史上の人物を演じるということで、喜びと同時に重責」

　俳優の柊太朗さん、庄司浩平さん、上野凱（がい）さんが、テレビ朝日で4月24日深夜スタートの連続ドラマ「君とゆきて咲く～新選組青春録～」（水曜深夜0時15～45分）に出演することが分かった。柊太朗さんは新選組の創設メンバーで槍の名手の原田左之助、庄司さんは寡黙な剣の達人の斎藤一、上野さんは主人公の一人の深草丘十郎（ふかくさ・きゅうじゅうろう、奥智哉さん）の父を殺した長州藩士の庄内玄悟を演じる。

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　3人は、今作のメインキャストを決めるテレビ朝日の若手俳優オーディション企画「人生が変わる、シン・時代劇オーディション『真剣　SHINKEN』～新選組への道～」に参加し、約800人の応募者の中から最終審査まで残っていた。

　柊太朗さんは俳優歴5年の23歳で、スーパー戦隊シリーズ「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」（2022～23年）でイヌブラザー／犬塚翼を演じていた。原田左之助役に「左之助は槍の使い手なので腰を落とすシーンが多く、今後も足腰を鍛えながら自分なりの槍さばきを見せられるよう、槍が体の一部になるまで練習を続けていこうと思っています」と意気込んだ。

　庄司さんは「魔進戦隊キラメイジャー」（2020～21年）のキラメイシルバー／クリスタリア宝路役で俳優デビューした24歳で、188センチの長身を生かしパリコレに出演した経験を持つ。庄司さんは「歴史上の人物を演じるということで、喜びと同時に重責を感じました。原作もあるので、その世界観をリスペクトしながら、自分にしかできない斎藤一を見せられたらいいなと思いました」とコメント。「斎藤一は生涯、自分の芯を持ち、それを信じて70代まで自らの人生を全うされた人。そういった芯が真っすぐ通っている部分や、彼の信じる“誠”や“忠”はどこにあるのか、しっかり理解しながら演じるよう努めています」と語った。

　上野さんは俳優歴7年の25歳で、オーディションではトップ評価が続くなど、周りからも一目置かれる存在だった。上野さんは「ドラマ上では仇（かたき）役だとしても、自分の中で庄内を敵として演じるのは違うと思い、庄内は純粋に自分の正義を持って行動している、ということを自分の中で落とし込んで演じています。“この国を良くしよう”という思いは新選組と同じですが、ただ純粋に信じたものが異なり、見たい未来が違うだけ……。自分だけは庄内玄悟を悪い人間として捉えずに演じていこうと思っています！」と話した。

　ドラマ「君とゆきて咲く～新選組青春録～」は、マンガ家・手塚治虫の隠れた名作といわれる「新選組」（1963年）の実写化。架空の若き隊士の鎌切大作（かまぎり・だいさく、前田拳太郎さん）と、深草丘十郎（奥智哉さん）が、時代の波に翻弄（ほんろう）され、過酷な運命をたどる青春群像劇。4月24日深夜から2クール連続で放送する。