岸辺露伴は動かない:“満を持して”の実写化「密漁海岸」 渡辺監督「5年目にして手が届きました」 新しいチャレンジも

5月10日放送のドラマ「岸辺露伴は動かない」の第9話「密漁海岸」の会見に登場した高橋一生さん
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5月10日放送のドラマ「岸辺露伴は動かない」の第9話「密漁海岸」の会見に登場した高橋一生さん

 高橋一生さん主演のNHKの人気ドラマシリーズ「岸辺露伴は動かない」の新作エピソード(第9話)「密漁海岸」の会見が4月22日、NHK放送センター(東京都渋谷区)で開かれた。出席した制作統括の土橋圭介プロデューサーは、今作について「(原作マンガの中でも)大変有名なエピソードで、(ドラマシリーズ)初年度からファンの皆さんから映像化してほしいという声が多かった作品」と紹介。「演出の渡辺(一貴)さんも中々手を付けられないぞと思っていたようですが、(映画で)『ルーヴルへ行く』もやって、今ならできるなという手応えをスタッフ一同持ちまして制作しました」と、制作の経緯を語った。

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 出席した渡辺監督も「“満を持して”と言いますか、今までやろうと思っていても手の届かない存在だった『密漁海岸』に、ようやく(ドラマシリーズ)5年目にして手が届きました」とコメント。「そういう意味では、これまでの4年間の蓄積が出ていますし、今回はそれプラス“新しい露伴”というか、(高橋さんには)今までで一番体を張っていただいているかなと思いますので、そういった面でも今までの安定感プラス、新しいチャレンジも、この60分に凝縮されているのかなと思っています」とアピールした。

 ドラマ「岸辺露伴は動かない」は、荒木さんの人気マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ(集英社)のキャラクター・岸辺露伴を主人公としたスピンオフ「岸辺露伴は動かない」(同)の実写化。人を本にして“読む”能力を持つマンガ家・露伴が、奇怪な事件や不可思議な現象に遭遇するサスペンス・ホラー。

 「密漁海岸」では、露伴が、どんな病気でも治してしまうという伝説のヒョウガラクロアワビと対峙(たいじ)する。総合で5月10日午後10~11時に放送。BSプレミアム4Kでは、5月5日午後1~2時に先行放送される。

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