うる星やつら:最終章「ボーイミーツガール編」突入 中村悠一がルパに 水瀬いのり、チョーも出演

「うる星やつら」の「ボーイミーツガール編」のビジュアル(c)高橋留美子・小学館/アニメ「うる星やつら」製作委員会
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「うる星やつら」の「ボーイミーツガール編」のビジュアル(c)高橋留美子・小学館/アニメ「うる星やつら」製作委員会

 高橋留美子さんの人気マンガ「うる星やつら」の完全新作テレビアニメが、5月30日の放送から最終章「ボーイミーツガール編」に突入することが分かった。ラムの横顔が大きく描かれた最終章のビジュアルも公開された。ラムの瞳には、物語の始まりの“鬼ごっこ”の際のランニングユニホーム姿にようなあたるが映っている。追加キャストも発表され、ラムの婚約者のルパ役の中村悠一さん、ルパの幼なじみのカルラ役の水瀬いのりさん、ルパの曾祖父のウパ役のチョーさんが出演することが分かった。

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 中村さんは「高橋先生の作品では自分は世代的に『らんま1/2』世代なのですがそこからさかのぼり『めぞん一刻』や本作にも触れてきました。どのシリーズにも変わらぬ独特のノリやテンションがあるのですが、それがどの世代にもしっかりとハマり、のめり込んでいく魅力があると思っています。その中でもこの『うる星やつら』は、その原点と言いますか、ベースになっているものを感じました」とコメント。

 「方言があるのが特徴の一つなので、その言い回しを維持しながら面白いキャラクターに仕上げていく作業が、大変さ面白さを併せ持っていました。“高橋節”あふれる本作の中で暴れまくるキャラクターを演じられるのは本当に面白かったです。いろいろな作品を見てきて良かったな!と痛感いたしました」と話している。

 水瀬さんは「母の弟がラムちゃんのことを大好きで家にポスターが貼られていたのを記憶しています。当時子供だった私はラムちゃんの肌色の面積に少し恥じらいつつも家に行くたびチラチラ見ていました」と出演を喜び「見た目の可愛さとは裏腹な豪快さとてやんでい調の方言がとっても難しかったです。と同時にメインキャラクターを巻き込んでいく台風の目としてシーンの雰囲気をガラッと変えることのできる彼女のパワフルさに楽しさややりがいを感じました」と収録を振り返っている。

 チョーさんは「ラムちゃんが、エッチっぽくて大好きでした。(学生の頃)」「ゲヘゲヘゲヘと笑う、いやらしさ、大好きなんだけど意外と息が抜けて難しかったですねぇ~」とコメントを寄せている。

 「うる星やつら」は、「めぞん一刻」や「らんま1/2」「犬夜叉」などでも知られる高橋さんの代表作の一つ。高橋さんは、1978年に「勝手なやつら」でデビューし、「うる星やつら」は1978~87年に「週刊少年サンデー」(小学館)で連載された。趣味はガールハントの高校生・諸星あたると、地球に来た鬼族の娘・ラムの日常が描かれた。テレビアニメがフジテレビ系で1981年10月~1986年3月に放送された。

 新作アニメは、同作を刊行する小学館の創業100周年を記念して、原作のエピソードを選び抜き、全4クールでテレビアニメ化する。「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」などの高橋秀弥さん、木村泰大さんが監督を務め、david productionが制作する。第1期が2022年10月から連続2クールで放送された。第2期が1月からフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で放送中。

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